春、僕らは出会う
□ 3話
1ページ/2ページ
一言いいか?
暇である!!
平助と千鶴早く帰ってこないかな
私こう見えてけっこう人見知りだから
話かけれないし…
『さみしーじゃんか…』
「凛!」
「凛ちゃーん!お待たせ」
『平助!千鶴!
会いたかったぜセニョリータ!』
おかえり私の天使!
あ、天使は千鶴のことで、平助は違う
「声にでてんぞ」
『てへっ☆
…ところで何話してたの?』
「……えっと…」
チラチラと目を合わせて言葉を詰まらせる二人。
話せないようなことなのかな…?
『秘密の話?…ごめん聞いちゃって
空気読めよ私ー。あはは』
少しさみしい気もするけど…
しょうがないよね
「秘密っていうか…今はまだ話せねぇんだ。ごめんな」
「いつか…きっと話せる日がくるよ」
『…?うん。わかった』
それ以上は聞けなくて、なんだか気まずくなってしまった