UNO
白石蔵ノ介


『蔵ー!』

「どうないしたー?」

『UNOしよう!』

「ええで」

『本当は7枚からなんだけど二人だし3枚からにしよう!』

「お…おん、ええで」

『じゃあ私配るねー!』

…色違うけど同じ数字のカード3枚て。
全部同じ数字のカード来ちゃった。表で出てるカードの色は青の3。青は手持ちには無い。ここは蔵からにして貰おう!

『先行は蔵からで良いよ!』

「じゃあいくでー俺はこれやー」

蔵が出したのは黄色の3。さっそく色変えた。いや、あの、私上がっちゃうんですけど(笑)

『ごめん蔵、UNOSTOP』

私は手持ちのカード全部出した。1ターンで終了。なんだこれ。

「はやっ?!なんやこれ?やる意味あったん?」

『まさかこんな早く勝負がつくとは思わなかった…、いま絶対30秒以内で終わったよね。』

「ふに落ちんわ、もう一回やろ」

さっきと同じルールで3枚スタート。

今度は同じ色も数字も被りなし。私のカードは、緑の9青のリバース赤の6お?これは長続きするのでは?

『次私からなー』

しょっぱなから色変えよ〜、表に出てるのは赤の9私は緑の9を出す。蔵は青の9を出して色を変えた。青ならもってる、これだそう。二人でリバース使っても意味ないけど、もってても上がれないし出す。

『UNO!』

「3枚やしなー、でも俺もこれでUNOやで」

出したのは青の6。

『あ、私あがり!』

残った最後の赤の6を出して終わり。

「俺もあがりやー」

蔵は赤の7を出した。

『ぴったり終わったね。キリよすぎ』

「んんーっ、エクスタシー!」

『一回も山札からカード引かないUNOなんてやったことなかったわ』

「(スルーされた…。)偶然やな、俺もや。」

『いまのも1分くらいで終わったね。超ハイスピードUNOだって。おもろー!本人は別にふつうのスピードでやってただけなのにね!』

「あない綺麗に終わるなんて思っとらんかったわー」

『もう一回やろう!』

「ええでー」

また同じルール。3枚の手札…。え、何これ?ドロー4が2枚に緑の6て。これ勝ったわ〜

「俺からでええ?」

『いいよー』
どうせもう勝ったようなもんだ。

表にあるカードは黄色の5、それに対し蔵は黄色の0をだした。はっはっは。関係ないわ!これ使ってやる!

『引け引け蔵ー!ドロー4!』

「うわ!エグイで」

蔵がカード引いて蔵の番は終わり、再び私のターン!

『スマンもう一枚っ』

「なんでやねん!」

蔵の手札が増えてゆく

『UNO!』

「早!俺の手札見てみい、めっちゃ増えたで」

『そんなに手札いっぱいあるのにごめんね、ハイ、ストップ』

「そりゃせやろな〜」

戦績私3勝0敗
蔵0勝3敗

『蔵よわ〜い』

「自分カードの引きええなあ」

『運強いのかも!』

「今度はちがうのやろな」

『そーだね、私ばっかり勝ってるからUNOはもういいや』

「ほんならまた明日の昼休みなー」

『明日は蔵のリベンジマッチだぁー』

「絶対負かしたるでー」

『また明日ー!』


それは、
きみにあう口実


おおきに!



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