KIDU

□鈍痛★
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『…ひャ、ッ……!?』

「――ぁあ゛…?!」

『何、ひょっとしてキッドってば意外と“甘えん坊”キャラだったりするわけ?』

「……何でてめーぇが此処に居やがんだ?!」

『呆れた〜ぁ。昨日の事まるで覚えてないの?さすがキッドね!…ぁ、でも男としては最低か!!』

「お前さっきから何言ってんだ?」

『この状況がわかんないなんて、寝惚けてる証拠だね!!――――仕方ないな〜ぁ…ぇーっとどこだっけ??』

寝返りを打ったついでに腕の中に納まった“もの”を引き寄せた途端に聞こえた悲鳴
それは眠気の勝る思考回路にも響くはっきりとしたもので、違和感から目蓋を押し上げれば驚き顔の見知ったヤツが俺を見下ろしてやがった

「どうでもいいが、千鶴…何で裸なんだお前?」

『それはもちろん、キッドが剥・い・たからだよ!』

「……ハッ…、何言ってやt」

腐れ縁―――そう思ってるのは俺だけじゃない千鶴もだ。小学校にも上がらないガキの頃からの幼なじみでいろいろ馬鹿はやって来たが“異性”としてみた事はお互いに1度も無い

『ぉ、あった!!……見える?―――よね!これが証拠みたいなものかな?』

「…―――その、歯形……俺がやったのか?!」

『噛みグセがあるとは聞いてたけど、まさか本当にそれも突然噛まれるなんてビックリしたよ!』

「マジかよ…。それが胸にあるって事は俺がお前と!?」

『―――……前儀も愛も無いただの行為。衝動…生理現象??覚えてないなら仕方ないけど、でも…』

忘れてあげない

『ま、わたしも断らなかったしね?』
「それじゃー同意の上だったって事か?」
『うーん、それはどうだろう?明確に返事をした覚えも無いしっていうか、そもそも誘われても無いんだよね〜』




…………)omake(…………
『何ぼーっとしてんのっ?寝るならベッド行って寝なね!!重くて運べないんだから!』
「――………お前に俺が運ばなくても、俺はお前を運べるぜ?」
『は…ぁ?!だからなに、何言ってんの??珍しくもう酔っ払ったわけ?』
「男がベッドに女を運ぶなんて“善意”を除けば理由は1つしかねぇだろ?」
『はいはい。猥褻な冗談言ってないでさっさと寝なさいね』
「冗談に聞こえるのかよ?」
『違うの?』
「……実践で教えてやるよ」


…………)atogaki(…………
キッドは迫力のある美人さんだと思います!!(腐女子的視点ではなく。)
少々(?)強引な感じでもキッドならありだと思われます。っというか、確認して行動するタイプでは無い気がしますp(^^)q

 

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