KIDU

□ギャップ萌え?!
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『――――……キッドってさ、意外と”シャイボーイ”なの??』

「………、」

「―――それは違うんじゃないか?キッドは別に、」

『だって、そうとしか思えない!』

昼時の混み合う食堂で一際目立つ声が放った衝撃的な言葉に静まり返る空間に響いたバキッ…っという破壊音。
不名誉な発言で名指しされた人物が拳で木製の長椅子を殴り付けたのだ――――
ギクリ!!と誰もが動揺し食事の手を止める中で一際目立つその声はさらに畳み掛けるように口調を強める

「千鶴!とにかく、今は食事中だ。その話しは後でゆっくり聞くかt」

『ねぇ、違うっていうなら言ってみてよ?』

「――…俺に何を言えってーぇんだ?!」

『それはもちろん!決まってるでしょう?』

好きって言ってごらん?

「ふざけんなっ!何で俺がそんな事を言ってやらなけりゃいけねーぇんだ!」
『1度くらいちゃんと聞きたいからだよ?あぁとか当たり前だろじゃ納得も実感も感じられないし!!』
「くだらねーぇ。言われなきゃ判らねぇ馬鹿なのかてめぇは?」
『言えないって事はやっぱり、シャイ』
「好きだ!―――これで納得と実感が持てたか?」
『…ッ…ぇ、あっ……ぅ、うん!!』
「あぁ゛?!何どもってんだてめぇ?」
『だっ、だって!本当に言ってくれるなんて思ってなかっら嬉しくって!!』




…………)omake(…………
「……たかが好きだって言われただけで、そこまで赤くなれるもんなんだな?」
『…その”たかが”が言えなかったキッドには言われたくないなーぁ?』
「違いない。」
「キラーてめぇ何納得してやがる?!」
「すまない、つい千鶴の言い分に納得させられた。気にしないでくれ」
『んっふふ!!でも、すっごく嬉しいからからかわれてもいいや』
「――――…単純なヤツ……。」
「人の事が言えるのか?」
「ぁあ゛!?」


…………)atogaki(…………
態度と返事だけで気持ちを伝えるキッドからの言葉にはにかむヒロインちゃん!!
それが書きたかっただけなのですが何と無く物足りなくて最後にキラーの正論的発言でギャグ風味をトッピング
スイート(風味)なまま終われないnoraの苦しい言い訳ですが、これもnora的にはある種の”王道”ではないかと思ってます!

 

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