KIDU

□Zeturin
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『…いっあく!』

「あぁ゛?!」

『最悪だって言ったのよ!!少しは限度って物を覚えなさいよ!何度言えば解る訳?!』

「感情捲くし立てる前に言葉の主語を入れろ!理解出来ねーぇ」

『やり過ぎだ!って言ってんのよ!!昨日寝たの何時だと思ってんの?!』

「………知らねーぇな。時計見てる余裕なんてあったのかよ?」

『そんな余裕与えてもくれなかったでしょっ!!でも、窓の外が明るくなってたのは確かよ!』

この島のログは早く溜まる割りに規模が大きくて見て回りたい場所が沢山あるって言ったのに
これじゃー寝返りさえ怠くて無理!やる前にあんなにお願いしたのに体力馬鹿!ふざけんな!!

そう言って思い切り枕を投げ付けてやったけど、言う事をきいてくれない体じゃベッド脇に転がすのがやっとだった。

『―――もうヤダ…。』

「…………そんなに、具合悪いのかよ?」

『うるさい。バカ!……ほっといてよ』

「…なッ、……何も泣く事ねーぇだろ!!」

誰の所為だと、

「――…俺の所為だってのかよ?!」
『他に誰が居るって言うのよ!?』
「……解ったから、取り敢えず泣き止めよ。誘ってるようにしか見えねーぇぞ?」
『ふざけんな!!もう本っ当にイヤ、触らないで!』




…………)omake(…………
「――――……悪かった。」
『………』
「でもなー、こうなるのはいつもの事だろ?それが嫌だってんなら”あの約束”破棄しろよ」
『バカじゃないの!!底無しの絶倫男相手にそんな恐ろしい事出来るわけないじゃない!』
「船でできねーぇなら、陸でするしかねーぇだろうが!こうなるのはお前にも責任がある!!」
『無いわよ!』

 

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