KIDU
□窓側いちばん後ろ。☆
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「ユースタス屋さっきからケータイ鳴りっぱなしだぞ。うるせーからどうにかしろ!」
「名前も知らねぇヤツからの電話なんか出るのも切るのも面倒くせーぇんだよ」
「なら、いっその事電源から切ったらどうだ?」
「放っときゃその内切れんだろ。てめぇこそ電源切りゃーメールも返さなくて済むぜ?」
「余計なお世話だ。放っとけ」
隣には最近では閣下の他にもチューリップなんて(影で)呼ばれる事も多いユースタス・キッド
目の前には変態やクマなんて噂もちらほら聞くトラファルガー・ロー
何日か前の席替えで窓側のそれも1番後ろの席をゲットした時は内心ガッツポーズもしたけど今となってはそれも微妙な心境だ
っと言うのも、隣人とお向かいさんがヒマさえあればこうしてくだらない口論をしてるからに他ならない。
仲が悪いって程の事じゃないんだろうけど毎度(毎度)聞かせれてるこっちの気も少しは考えてくれないだろうか?
『―――あのさ、2人って仲いいの?悪いの?』
「あぁ゛?!いいように見えんならお前の目は腐ってるんだろーぜ!」
「腕のいい眼科医ならいつでも紹介してやれるから治療に行ったらどうだ?」
『大丈夫、予想通りの答えだったから。でもだったら何で休み時間なのにここに居る訳?離れようとは思わないの??』
「……―――鈍感ってゆうのは本当に恐ろしいな?俺はユースタス屋をからかってるだけだ」
『あー…うん、それも何と無く解ってたよ』
「俺はてめぇのそーゆう所が嫌いなんだよ!クソファルガー!!」
『でも、残念だよねー……』
「何がだ?」
『トラファルガーは美男子だし、ユースタスは野獣系だし黙ってればカッコいいのに』
美男と野獣?
『この席順になったとき”目の保養し放題だ!”とか思ったんだけどなぁ現実は厳しいってこの事?!』
「―――殺意が湧くのは俺だけか?」
「気持ちは解らなくはないが、ユースタス屋が野獣なのはいいとしてそれは褒めてるのか?」
「お前にも殺意が増したって事だけは確かだな。」
…………)atogaki(…………
全体的にキッドが不憫なキャラになってしまった気が……おかしいなぁ、予定ではギャグになるはずだったのに...
でも載せちゃいますけどね(笑)