KIDU
□好奇心!!☆
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「たい焼きの次はクレープか?和洋スイーツごちゃ混ぜだな」
『和洋?―――あ、そっか!次は餡まんを食べよう!!』
「甘い物に代わりはねーが、何だってまた餡まんなんだよ?」
『だって和洋だけじゃ足りないじゃん!』
「あぁ。餡まん食えば和洋中のスイーツ食った事になるって事か、くだらねーぇ」
『なら、キッドは食べないんだね?』
「そうは言ってねーぇだろ!」
それとこれとは話しが別だ!とかなんとか言ってクレープの残りを1口に頬張ると指に付いたクリームも舐め取る
そんなキッドを見ながら悠長に残りのクレープを食べながらキョロキョロと街中を見回して餡まんが売っていそうなお店を探す
そんな中で路地裏に向かって歩く白猫を見かけて思わず足を向けた
「ちょっと待て!そっちにコンビニなんかねぇだろ、何処に行く気だ千鶴?」
『えっ、あ……ちょっと!早く追わないと見失っちゃうのにぃ!!』
「見失うって――今度は何を追う気だ?風船か、猫かそれとも変てこな鳥か?!」
『デブ猫ちゃん!ぁ、キッドは帰ってもいいよ?あたしはあの猫ちゃんを追うから!!』
「……―――首輪とリードでも買うか。」
『確かに可愛い猫ちゃんだけど、でもうち動物は飼えないから…』
「買って着けるのは猫じゃなくお前だ!」
『あたしにぃ…っ?!』
「ちょろちょろ、ちょろちょろ。ちょっと目を離すとすぐどっか行こうとするからな」
『………じゃーぁ、』
手でもつなぐ?
『こうしてれば、何処に行くのもずっと一緒にいれるでしょ??』
「迷子防止策か。」
『って事で対策も出来たし、早く追いかけよ!!』
「……結局、行く事に代わりはないんだな。」
…………)atogaki(…………
飛んでく風船を追いかける夢を見ました。ただそれだけの話し(笑)
その後で”猫の後を追い掛けたら猫の国に…”みたいな話しがあったのを思い出したのでこんなお話しに