KIDU
□仕返しっこ!!★
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「千鶴はオレンジジュース割りでよかったよな?」
『うん!でも、いいの?自分のお客さん放ったらかしてわたしのところに来てても??』
「構わない。キッドの気紛れに付き合わされるのは俺も俺の客も慣れてる」
『ぅひゃー!!おっとな〜ぁ、な発言だね?わたしもそうなれたら楽しいんだろうなーきっと…』
「無理する必要は無い。――…それより今日の昼間駅前通で買い物してなかったか?」
『うん?』
「たまたま見掛けたんだが一瞬だったし間違ってたらすまない。」
『何だ見られてたんだ。歩いてたよー、見てたなら知ってると思うけど男と一緒に買い物してたの』
っと―――千鶴はそう言って、すぐ側の別なテーブルに着いてるキッドにちらりと視線を向けてから体ごと俺に向き直り
まるで内緒話しでもするみたいに口元に手を添えて小さく手招きする。不信感持ちながらもキッドの苛付きの原因を探る為にも耳を傾ける
そうして聞いてる間中キッドからの鋭い視線が突き刺さっていたが(お前の為だ!)っと内心呟いてやり過ごした
「――……キラーと一体何を話してたんだ?」
『特には何も?気になるなら』
「別に。随分楽しそうだったな……普通指名したホストがなかなか来なかったら機嫌悪くなるもんなんじゃねぇのか?」
『そうゆうものなんだ??』
「ホストに限った話しじゃなく、30分以上も待たされたら怒ったり機嫌悪くなるもんだろ」
『――――それを解ってて聞くんだ?』
「………」
いじわるだね?
「俺のは仕事だ。」
『だったら怒れないじゃない?だから気にしないよ』
「……昼間、―――チャラそうなのと一緒に歩いてんの見た」
『うん、兄と買い物してたの』
「へーぇ、……はぁあ!?兄?――あのいかにもチャラそうなのが?!」
『そう。あれでも一応有名企業のエリートコースに乗ってるみたいだけどね?』
…………)omake(…………
『次は向こうの店に行こう!靴とバックとネックレスも欲しいなぁ…』
「そりゃー構わないけど、道路の向こう側に居る真っ赤な髪の男は千鶴の知り合いなの?」
『あ〜、気にしなくてもいいよ!知り合いっていうかよく行くホストクラブのホストだから』
「いや、気にしなくていいって言われても……兄さん射殺されそうなんですけど?!千鶴ちゃん??」
『―――ホスト相手に恋しちゃったなんてバカだよね〜。見込みなんて無いのにさ?』
「まーぁ、対外はそうだけど(……あの目は違うだろ?)な。しちゃったもんは仕方ないだろ?いいんじゃねーの!」
…………)atogaki(…………
じれったい恋っていうのを書きたかったのに意味不明な仕上がりに......。もっと上手くなりたいデス。
お互いの気持ちに鈍感な2人の気持ちに気付いてるのは兄とキラーだけっていうオチが伝わってる事を祈ります