KIDU

□男ってヤツは…☆
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「おっ、ユースタス丁度いいとこで会ったよい!ちょっと頼みがあるんだが」

「知るか。教師からの頼みにろくな物はねーぇんだ断る!」

「まーぁ、それについては否定も肯定もしねーが。断らない方がいいと思うよい?」

「あぁ゛?!――…どういう意味だ?」

「佳枝塚千鶴。俺のクラスの生徒なんだがこいつが赤点の補習をもう3回もすっぽかしててねい」

「……千鶴が―――あのバカっ!何考えてんだ!!」

「そいつは俺には解らないが、このままだと最悪の結果も考えなきゃならなくなるのは確かだよい。其処でお前に頼みだ!」

補修は放課後の教室。授業の片付けがあるからその間千鶴を足止めしといてくれってのが頼み事だったんだが
はっきり言って「面倒くせぇ」しやりたくもねぇ!でも、だからと言ってシカトできる問題でもねーぇ

「千鶴、今日帰りどっか寄って何か食って帰ろうぜ。昨日買った雑誌持ってくから教室で待ってろよ?」

『うん!!雑誌って事は新たに開拓するって事だよね?楽しみ〜ぃっ!』

勉強嫌いで体を動かすのが好きでそれ以上に甘い物が大好きな千鶴を足止めするのは容易だ(だから俺に頼んだんだろうが)。

「さてと、これで漸く補習が出来るねい。佳枝塚を釣るにはやっぱりユースタスが1番だねい?」

『げげっ…!?マルコ先生…ヒドい!キッドと甘い物で釣るなんて卑怯だ!!』

「散々逃げ回ってたくせしてどの口が”卑怯”なんて言えるんだよい。それにしても日に焼けの痕がまだ色濃いねい佳枝塚は?」

『へっへへ〜ん、体力には自信があるのっ!!逃がす方がトロいんだよ先生?』

「牛蒡みてーェだない。身軽さ重視タイプも程々にしとかないと留年しちまうよい!」

日に焼けのあと

「脱がした時がまた面白いんだけどな。ビキニの痕だけ白くて」
「あーぁ、それは言えるねい。背中に残った紐の痕なんて色っぽくていいよい」
『ねぇ、話しが反れてる気がするんだけど……?!』
「背中より腰骨だろ?こいつチェーンベルトの飾り着けてたからその痕がくっきり残ってて」
『ちょっ、キッド!!なんて事言うの!?セクハラだよ!!!』




…………)atogaki(…………
マルコが無駄に出張ってますが、これはキッドの夢小説だと言い張ります!!
加えてかなり時期ハズレなお話ですが――サンダルの日焼けの痕が残る自分の足を見てたらこういう書き方もありかな?っと思いまして……

 

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