MARCOV
□きみとなら
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『マルコー、各隊回って書類回収してきたよー?』
「あぁ、ご苦労さん。遅かったねい?」
『ちょっと手間取って?それで、今日は夜ご飯ちょっと遅くなるみたい』
「そうかい」
『うん?』
手持ち無沙汰から何と無く手にした本を本棚にしまい、自室の簡素な椅子に座って手招きすれば小首を傾げながらも側にやって来る
差し出される種類の束に内心うんざりしながら腕を伸ばし空いた手でポン!っと足を叩いて見せれば
きょとり顔でまた1つ小首を傾げる雛姫を叩いた足の上に座らせ腹に腕を回し、手伝ってくれんだろい?っと肩にアゴを乗せるとくすぐったそうに身を捩った。
「手伝うって字は手を伝うって書くんだよい?」
『じゃー何?わたしは書類を持って、マルコが読み終わったら捲るってこと?』
「解ってるんなら話しは早いねい」
『もーいーかい?』、「まーだだよい」、『もーいーかい?』、「もーいいよい」で捲られてく書類は、いつもより早く減っていく
『もーいーかい?』
「……まーだだよい」
『書類の確認が終わったら、夜ご飯まで時間あるしお風呂入って来ちゃったら?』
「んー…、シャワーで充分だよい」
『ダーメ!!たまには湯船にも浸からなきゃ!』
「能力者が湯にも弱い事は雛姫も知ってるだろい?」
『誰かと一緒に入れば問題ないでしょー?』
「そんなら、雛姫と入れば問題ないねい」
『なんでそうなるの?!』
「どうせ入るんだ一緒に入っちまえばいいだろい?それとも雛姫は入らないのかい?」
お先にどーぞッ!!
『また今度ね?今日は、1人でゆっくり入りまーす!』
「よいよい。冷たい彼女だよい」
『はいはい、何とでも言ってくださいなー』
…………)atogaki(…………
Qコメ・青海さんからの【イチャイチャ】を題材にしました
これまで率先して書類仕事をやって来た我が家のマルコも実は書類仕事は苦手だった!!っという裏設定を盛り込んで
得意じゃない書類仕事を彼女とイチャイチャしながら終わらせるお話しにしてみました(。-∀-) ニヒ
…………)omake(…………
「おう、どーォしたエース?雛姫とマルコ部屋に居なかったのか?」
「居たけど渡せなかった。」
「はっはっは!書類仕事してるマルコはすこぶる機嫌悪いからな!!イライラしてたんだろ?」
「いや。イライラつーゥか……アツアツ?」
「何だそりゃ?」