MARCOV
□Day end★
1ページ/1ページ
『……わーととっと!?ダメダメ、今日はもー店閉めるんだから!!』
「そいつァ残念だったねい?もう片足突っ込んでるよい」
『――…あーぁ、もーーーっ!!』
「一足遅かったねい?」
『ったく。誰よ?“靴先だけでも店に入ってたらオッケー”なんて言ったヤツ!』
「自業自得ってヤツだろい?」
『出来る事ならあの時の自分を殴ってやりたい!!』
吐き捨てるようにそう言って結んでいた髪を振りほどいた雛姫はこれでもかとため息を吐き捨て乱暴な足音を鳴らして店内へ戻ってく
とても接客業らしからぬ言葉と態度に苦笑いを溢してその後ろをゆっくりと追えば
覗き込んでたカウンターの下から顔を出して『さっさと帰ってよ?』なんて言いながら灰皿を置き煙草を銜える。
「煙草の銘柄変えたのかい?」
『お客さんの忘れ物。自分のは切らしちゃったから、その代わり!』
「客の忘れて行ったモンなんか吸うなよい」
ライターを持つ手に手で蓋をして、見ず知らずのヤツが置いてった煙草を引っ手繰り手折って自分が銜えてた煙草を代わりに銜えさせる
『……いったい何がしたいんだか』
「煙草が吸いたいんだろい?忘れモンの煙草は良くて、おれのじゃ駄目な理由でもあんのかい?」
『ないけど、まるでヤキモチでも妬いてるみたい』
「当たらずも遠からずだよい」
『あっそ。どーでもいいけど、今日はお酒出せないよ?』
「酒が出せないって、此処は酒場だろい?」
『切らしてるの』
「おれは此処に煙草を吸いに来たわけじゃないんだけどねい?」
差し出された缶コーヒー
『いつも閉店後に飲んでるヤツでよかったらどーぞ?』
「――…おれが飲んじまったら雛姫の分が無くなっちまうんじゃないかい?」
『誰が全部飲んでいいって言ったの?半分こに決まってるでしょ!!』
「だったら、遠慮しとくよい」
…………)atogaki(…………
何年も続く交友関係。腐れ縁ってヤツは幾つになっても“感覚”は子供のままなのでは?
そんな疑問を舞台にしたところ年齢設定があやふや。オマケに関係性もあやふや。
バッド・ストーリー!!……←格好よく言ってみたところで駄作には変わりありません
粗茶ですが( ´・ω・`)_且 お茶を飲んで流し込んで下さい。(笑)
…………)omake(…………
『なーに?煙草は良くて缶コーヒーがダメな理由でもあるわけ?』
「ロング缶ならまだしもショート缶じゃ、すぐに無くなっちまうだろい?」
『あー、そーゆう事?間接ちゅーを気にしてるのかと思った』
「お互いそんな事気にする柄じゃないだろい?それより、せめて“間接キス”って言えよい」
『どっちだって結果はおんなじでしょ!!』