MARCOV

□もしも、最悪な状況想定
1ページ/1ページ


「――――…そんな事聞いてどうするんだい?」

『いざって時のために考えるのは大事な事でしょ?絶対に有り得ないって事は無いんだし!』

「そうだねい、もし……目の前で仲間が海に落ちたら泳げる奴らを向かわせて」

『甲板に残った能力者には注意を呼びかける?』

「それが妥当だろうねい」

『落ちたのが能力者だった場合はナミュールに頼んだ方が迅速に救助できるよね?』

「能力者は沈んでくから、その時はそうするのが1番いいんだろうが…」

『だろうが、なに?他にもっとイイ方法があるの??』

「……落ちた能力者が雛姫だったらそうはいかないかもしれねェな?」

『私も能力者だから沈んでくんだけど?何でそうはいかないの?』

「自分が能力者だって事も構わず飛び込んでっちまいそうだからねい」

『それじゃー、2次被害って事になっちゃうよ!』

「まーぁ、そうならないように精精気を付けるんだねい?」

『気を付けるべきなのは、わたしじゃなくてマルコの方でしょー!!』

考えるより

「落ちたのが雛姫だと仮定したら妥当案なんか考える余地無いよい!」
『それが1番隊隊長のする行動とは思えないね?』
「だから、雛姫がドジ踏まなきゃいいってだけの話しだろい?」
『この話しの根本を砕くような発言は認めません!!』




…………)omake(…………
「マルコのやつ雛姫を口説いてるのか?」
「いや、アレはマジめに考えた事を口にしてるだけだな」
「いや、どー見ても口説いてるだろ!」
「マルコは、あぁ見えて実は天然タラシだからそう見えるんだっての!」
「女っタラシはサッチの得意分野だろー?」
「そう、それは俺の分野だ!!ってそんな事ある訳ないだろーが!俺はこう見えても一途なのよ?」


…………)omake2(…………
「だったら、海に浸かる前に呼べよい!そしたら空中でキャッチできるしねい」
『でも、そしたら爪で穴が開いちゃわない?!』
「グララララララ、大事な娘に傷付けやがったら承知しねーぞマルコ?」
「嘴で銜えればそんな事にはならないよい」

 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ