LAWU

□シンデレラ☆
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『超が付く高級ホテルのホールを貸し切っての立食パーティーねー……めんどくさそー。』

「“そう”はいらねェ。」

『はははっ!めんどくさいんだ?』

「考えてもみろ欲に目の眩んだ人間の集まりだぞ?」

『最悪だね―――で、コレがなに??』

「連れてってやる」

『はぁ?!』

「もちろん、経費はおれが全額持ってやるから心配いらねェ。」

『なんでアタシがそんなろころに行かなきゃなんないわけ?』

もともと親父宛に来ていた招待状だが、乗り気じゃなかったところへ急な仕事で海外に行く事になったとかでおれに回してきた話しだ
別に断る事も出来たがこの間のテストで賭けに勝っていたのを思い出して行く事にした。
酷い時はジャージの上下で出歩く事もある女が“そうゆう場”に適した恰好をした時にどう変わるのか?ただの興味本意などうでもいい好奇心

「この間の賭けの罰ゲームを考えてなかったからな。ちょうどいいだろ?」

『この上なく最悪な罰ゲームを選んでくれた事で、嬉し過ぎて殺意を覚えるよ』

「実行に移さなければどんな犯罪も罪にはならない」

そんなくだらない思い付きから前日の土曜日に着て行く服を揃えに来てみれば、思い掛けない結果に驚く事になった

『こんなの着た事ないからわかんないけど、大丈夫なのコレ?』

「予想外だな。」

『はっきり「似合わない」って言ったら?』

「そう言ってやるつもりだったんだけどな?」

『それはそれは、ずいぶんと手の込んだ嫌がらせですこと。』

「もう少し淡い色のワンピースタイプにしてくれないか?」

「かしこまりました。」

『まだ、続けるの?』

「似合わなかったら欠席するつもりだったんだけどな。気が変わった」

「お客様、此方のワンピースはいかがでしょう?ピンクゴールドのフレアワンピースです」

『へー、カワイイかも?でも、ちょっと胸開きすぎじゃない??』

「でしたら、こちらのショールを合わせてみてはいかがですか?」

「ついでに、靴とバックそれからネックレスも見立ててくれ」

「かしこまりました。少々お待ちください」

『なんか、こーゆうの手馴れてない?』

「いつも妹の買い物に付き合わされてるからな?そうゆう意味では慣れてる」

言っとくけど

『アタシは罰ゲームだから従ってるだけなんだからね?』
「あぁ。」
『その辺ちゃんと理解してるならイイけど』
「まァ、先の事はじっくり進める」
『って事は、まーたなんか企んでるわけだ?』




…………)atogaki(…………
えーっと、突発的に書き上げたのでnora自身よくわからない設定ですが...補足しますと……
ローの父親はちょっとリッチな町医者だけど論文での評価が高くて医療界ではそこそこの有名人。招待状は医学会からのもので親族・関係者の同伴可のパーティーですかね?
ロー自身ももちろん医大生でそれなりの高給取りだと思われますφ(´・ω・`;A)


…………)omake(…………
「水貰ってきてやったぞ。何してるんだ?」
『有名医療関係社の人達からもらった名刺の数々を値踏みちゅー』
「ジャージ女が見事なモテっぷりだな?」
『その点については、化けの皮の恐ろしさを実感してるよ』
「……お前の場合、元はいいんだから当然の結果だけどな」
『ふーん』
「興味無しか?自分を過小評価し過ぎだな。」
『お褒めいただき恐縮至極。でも、ローこそ過大評価なんじゃないの?』
「―――その名詞に嫉妬と後悔をするくらいには評価してる」
『ローだって綺麗なお姉さん達にいっぱい貰ってたでしょう?』
「その名詞の意味わかってねェだろ?」
『今後のコネクションでしょっ!!』
「やっぱりな。」

 

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