LAWU
□人魚の恋
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『おはようハニー!』
「止めろ。誰がハニーだ!」
『ローに決まってるでしょ!私のことは“ダーリン”って呼んでもいいよ?』
「誰が呼ぶか。だいたい逆だろ普通!」
『じゃー、私がハニーでローがダーリンってことでもいいよ!』
「呼ばねーェと言ってるだろう。何度言わせりゃ解るんだバカが!」
『えーぇ、ワガママだな〜〜ぁ』
カクレクマノミの人魚で“ヌケヌケの実”の能力者。シャボンが無けりゃ海中を泳ぐ事も出来ねェくせに
能力を使っておれに断りも無く勝手に船を出入りしやがる――――上に最上級が付くバカで
黙ってりゃそこそこ可愛いのに口を開けば正反対にバカ丸出し。構わない、関わらない、と決め込んでみても視界に目立つバカ
「誰がこのバカを船に引き入れやがったんだ?今すぐ放り出せ!!」
「そんな無茶な!海中走行中放り出せません!」
「それに能力を使って勝手に入って来るのを阻止するなんて不可能ですよ!!」
返ってくる言葉が解ってる事を吐いた自分自身にも苛立って舌打ちをこぼしても目の前のバカは不思議そうに首を傾げるだけ
『うひャ、あぅッ!!?』
「大丈夫?」
「ただの海流だ。いちいち喚くな」
『そうなんだ?急に揺れるからビックリしちゃった!』
「未来はいつオビレが割れるの?」
「人魚は30になると帯びれが二股になるって言うからなー」
『うーんと、……今が13だから、あと17年後だね!!』
「「はあぁあああ!?」」
「そっか、ボク早く未来が二足歩行するとこ見てみたいなー!」
「バカ!今の話しで重要なのはそこじゃねーだろ!」
「えっ、違うの!?スミマセン。」
「何だかスッゲー事聞いちまった気がする。」
「―――……ガキだとは思っていたが、まさかそこまでガキだったとはな」
『しつれーしちゃう!!もう、子供だって産めちゃうんだからガキじゃないよ!』
「13なんて充分ガキだ!!」
『だとしても、気持ちは本物だよ!!』
好きな気持ちを
『だから絶っ対、振り向かせてみせるんだから!』
「無駄な努力だな。少しは諦める事も覚えろ」
『ヤーァだよ!覚悟しといてよねダーリン?』
…………)atogaki(…………
人魚に好かれるロー0(≧∀≦)0書いてみたかっただけですけど
カクレクマノミの人魚って成人しても人間の子供くらいの外見ですよねきっと!
そんな特異体質のせいで童顔なのかと思いきや、本当に子供だったというショーゲキが今回のお話しのポイントです♪
…………)omake(…………
「まさか、まだ13だったとはなー。でも、少しキャプテンが羨ましいかもな?」
「おいおい、正気かよペンギン?!13ってガキだろー?」
「よく考えてみろ。アイツがハタチになった時はキャプテンは?」
「33だろ?」
「くわえて、あの童顔幼児体系だぞ?」
「・・・・・ちょっと、羨ましいかも。」
「ルーム――――勝手な想像してんじゃねェよ。」
「ギャーーーーァ!!」
「キャプテン、いつから其処に?!」