LAWU
□初体験★
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『ねーねー、ロー?』
「………」
『ラブホテルって行った事ある?』
「―――無い」
『えっ、ウソぉ!?』
「っと思うか?」
『まぎらわしい言い方しないでよ!!ビックリしちゃったじゃん!』
「だったら、回りくどい聞き方しないでハッキリ聞いたらどうなんだ?」
『どんなところなの??』
漠然とした好奇心からの質問も捉え方によっては誘われてるような気さえする。そんな事は万に一つも無いだろうが
何を見て興味を持ったのか知らねェが、物は試しに「行ってみるか?」と誘ってみれば
二つ返事が寄越されて内心驚きながらも駅から少し離れた外見からはそれと見えないところへ入りパネルで選んだ部屋に入る
『……ふーん、案外普通の部屋だね?』
「下でもそんな事言ってたな。どんな部屋を想像してたんだ?」
『何処かのホテルのスイートルームみたいな感じかな?』
ラブホテルもピンキリだ―――そうゆう部屋がある場所も中にはある。1部屋、1部屋が異なる異国をイメージして創られてるところもあるくらいだ
「繁華街の近くにはメチャクチャなところもある」
『どーメチャクチャなの?!』
「床には花を模したシーツがいくつもあって天井からもシーツが吊り下げられてて」
『部屋中シーツだらけだね?』
「牢獄風の創りをしたところもある」
『そうなんだ??』
「どうせなら、そっちにすればよかったな?」
『楽しそうだけど、ここでも充分だよ!』
「どこまで呑気なんだ―――……逃げねェのか?」
はい、どうぞ
「それが、どうゆう意味か解って言ってんのか?」
『いくら来るのが初めてでも、ここがどーゆう場所かくらい知ってるよ?』
「今ならまだ見逃してやれる」
『逃げるくらいなら始めからローと来たりしてないよ!』
…………)omake(…………
「後で後悔したって知らねーェからな?」
『しないってば!!』
「言っとくが、女なら誰でもいい訳じゃないがお前がいいって訳でもないんだぞ?」
『私はべつにそれでも構わないけど、ローはするの?後悔…』
「……――――しねーェな。たぶん」
『だったら、いいんじゃない?』