LAWU

□刺し物師
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『どうですか?なにか気に入ったのありましたか?それともまたオリジナルで何か刺しますか??』

「――…いや、今回はいい」

『そうですか。それは残念ですね――最近はお客さんも減ってしまって皮膚を刺す事が出来ないのだつまらないです』

「刺し物師ってのはたいてい自分の体にも何かしら刺してるもんだと思ったがお前は刺してないのか?」

『はい。自分の体に刺して何が楽しいのか理解できません!!やっぱり他人の皮膚にさしてこそ楽しめるじゃないですか?』

噂じゃロギア系の能力者で“神出鬼没”の刺し物師―――刺青を刺してる者であれば1度は耳にした事があるだろうその人物は
名前はおろか、年齢や出身さえ不明で性別以外は全てが謎に包まれている
俺は“風流屋”(風の吹くまま気ままに現れるから)と呼んでいるが昔1度“シンキ”と呼ばれていたのを聞いた事がある。

「相変わらず、外見と口調は合ってるのにそのどっちとも中身が合ってねーな」

『大きなお世話です!!多少なりとも“そうゆう”気質がないとこんな仕事出来ないんですよ』

あなただってそうでしょう?っと小首を傾げわざと“死の外科医さん”とそう呼ぶ風流屋に笑みを返す

『それにきっと自分じゃ上手く刺せないと思うんですよね?』

「俺が刺してやろうか?」

お望みとあらば

『ご遠慮します。簡単そうに見えるかもしれませんがメスと針では勝手も目的も違いますから』
「失敗しても跡は綺麗に消してやれる。気を楽にして俺に任せておけ」
『失敗が前提にあるなんてますます遠慮します!!それに他人に刺しても自分に刺す気はありませんから』




…………)atogaki(…………
可愛い系の外見にサディスティックな性格のヒロインちゃん(^艸^)〜♪


…………)omake(…………
「―――……まるでS。サディストの科白だな?」
『そうでしょうか?まったく身に覚えがありません』
「無自覚だってのが真正を証明してる。」
『ですから、私はSではありませんしMでもありません!!しいて言うならNです』
「アブノーマルのAだろ?」
『違います。ノーマルですよ、普通一般でありふれた凡人です!』

 

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