LAWU

□複雑な方程式より答えを望むキミ!☆
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『何であんたが此処に居んのよトラファルガー?!』

「図書室に居るのに読書以外の理由がいるのか?」

『悪かったわね!!下から数えた方が早いような成績のわたしには読書なんて優雅なものしてる余裕なんて無いわよ!』

「……未来は下から数えるより上から数えた方が早いだろ。1学年83人で前回の結果は40番だっただろう?」

『全体数の半分より上でも上位組みには入れないのよ!だから勉強してんのっ!!』

「どうでもいいが、図書室では静かに過ごすものだ。大声は控えろ」

『あんたが余計な事言ってムカつかせるから大きな声になったんでしょー?!まったく…!!』

静かな図書室で窓から離れた場所を陣取り机に参考書の山を積んでいる一際目立つ存在に気付き適当に本を取って目の前に座れば
漸く気付いたのか?と言いたくなるほどしてから俺に気付いた未来が怪訝そうな顔をして棒読みな科白を投げ掛ける。

答えれば答えるほど未来の機嫌が悪くなるそれに比例して声も大きくなるから忠告すればため息を吐き捨てられた

「――――……未来?俺がユースタス・キッドの事を何て呼んでるか知ってるか?」

『…ユースタス屋とかって変な呼び方してるじゃない。それが何?』

「なら、ニコ・ロビンの事は?」

『なんだっけ?……確かー、ニコ屋…だったかな?』

「ボア・ハンコックの事は?」

『女帝屋じゃなかったっけ?………それが一体何だって言うのよ?!くだらない理由だったら殴るよ!』

「声がでけー。大声を出すなと言ってるだろ?」

『だから、それはあんたが勉強の邪魔するからでしょ!』

「―――俺は男でも女でも、例え教師でも名前を呼ぶ時は”屋”を付けて呼ぶ」

『いい加減にしてそれが何だって言うのよ?!』

「だから声がでけーんだよ!次大声だしたらその口塞ぐぞ?」

『はぁあ?!何言ってんのよ、本当に意味わ、か…ン、……ッ…!?』

ひねくれた僕ら

「……―――警告を無視したお前が悪い。俺がお前を何て呼んでるか気付いてるか?」
『そんなのっ……未来って呼び捨て、で…って!?』
「それだけお前が、未来が特別だって事だ。」




…………)omake(…………
『……そんなに、わたしの事が…』
「わかったか?」
『――嫌いだったら関わらなきゃいいでしょ?嫌がらせにキスまでしてバカじゃないのあんた!?』
「―――…バカはお前の方だ。ここまでしても解らねーのかよ、どんだけバカなんだお前は?」
『うっさいわねー!だからこーして勉強してんでしょ、もう邪魔しないでよね!!』

 

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