いろいろ
□PAULIE
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「ッ…タァ――――イッテテ……」
『………』
「あ、――…あぁ、悪いな!」
どうせドアの前にはゴロゴロと面倒くせーェヤツらが居るんだろうと、ベランダ伝いに部屋に向かおうとして
もう1歩のところで足を滑らせて自分の部屋の隣のベランダに落ちた。
日にちも時間もお構い無しに取り立てに来るもんだから隣近所からの苦情は絶えないし、隣室も空き家だったが最近になって引っ越して来たんだったな
『ひょっとして、取り立てられてる人?』
「あぁ。騒がしくて悪いな?」
『毎度、イライラしてるよ。ところで、それ…返してくれない?』
そう言われて指差された自分の手を見ると見覚えの無い女物の……―――下着を握り締めてろ事に気付いて慌てて放り投げる
「どっわーぁアア!!」
『投げないでよね。また、洗いなおさないと!』
「そっそんな、ハレンチなモン外に干しとくんじゃねーェよ!!」
『あ、』
「ぁあ゛?」
『鼻血出てる』
「……あ、おブッ!?」
『ったく。ベランダから部屋に帰ろうなんて危ない事するから』
「おばえ、こべッ!?じたぎじゃへえ゛がーーァ!!!」
『はいはい。夜だから騒がないでね!』
窓の外から
『それに、あんまり大きい声出すと外の人に聞こえるよ?それでもいいわけ?』
「………」
『解ればよろしい!ティッシュ持って来るから、自分で押さえてて』
「…ぉ、おう」
…………)atogaki(…………
いくら緊急的処置だとしても、自分の下着(パンツ)を押し当てるなんて事はどんなにズボラな女の子でもしないと思いますが…
パウリーに「ハレンチ」以外の言葉を喋らせてあげたかった結果がコレです(=艸=)
…………)omake(…………
『ホラ、上向いて!』
「ぃい゛、自分で出来る!!」
『言う事きかないと、そとに居る人達に言うよ?』
「なっ、そりゃねーェだろ!」
『じゃー、言う事きく!!』