いろいろ

□KILLER
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「威勢がよかったのは口だけだな。あっさり返り討ちなんて情けねーぇ!!」

「……こいつらの仲間か?」

「ハッ…!!こんな弱い奴等は俺の仲間にはいねーぇよ!」

「見物者か。―――この辺りじゃ見ない顔だな?」

「あぁ。此方まで来る事はほとんど無かったからな“強い奴がいる”って噂を聞いて確かめに来た」

「そうか。よっぽどの暇人だな」

「お前名前は?」

「そんなものは無い。殺人武人そう呼ばれてる」

「厳つい名前に見劣りしねぇ強さ……気に入ったぜ、俺の仲間にならねーぇか?」

「……仲間…、一体何の仲間だ?」

「俺は海に出て“ひとつなぎの大秘宝”を手に入れて海賊王になる!その仲間になれ!!」

コック以外誰も居ない食堂の真ん中で愛用の武器の手入れをしてるキラーを見付けて目の前に座り
この船に乗った経緯を尋ねればいくらか間を開けて物思いに耽るような仕草で語りだしたキラーの言葉に耳を傾ける

『――…何か有無を言わさない誘い方がキッド!って感じだね?』

「あぁ、喧嘩を売られる事はしょっちゅうあったが誘われたのは初めてだった」

『それでキッドの仲間になる事を決めたんだ??』

気の利いた気遣いでコックが置いてくれたコーヒーカップの片方を引き寄せれば伸びて来た手がそれを奪って
お前のは此方だ。と選ばなかった方のカップが代わりに差し出された―――

『あれ、でも……名前が無かったなら“キラー”は??』

「島を出てしばらく経った頃に呼びにくいとキッドが呼び出した名だ」

『んー…、確かに通り名としてはカッコいいけど“殺戮武人”って呼びにくいもんね〜』

「あぁ、最初は何て安直な名前だと思ったがな。あれから7年か……」

『大丈夫!!キッドなら必ず海賊王になるよ!だってキッドだもん!!』

きっとできるよ

「……―――あぁ。そうだな」
『あれ、なんか…機嫌悪くなってない?』
「そんな事は無い。」
『でも、最初と空気が違うよ??』
「気の所為だ」
『そうかなーぁ??』
「ぁあ、そうだ!」




…………)atogaki(…………
この話しはnoraのオリジナル!っといいますか、こんな感じかな?と想像した出会いの1つです
実際とは異なる空想ですので悪しからず!!f^_^;

 

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