いろいろ

□DRACULE・MIHAWK
1ページ/1ページ


「……―――紅葉、室内で帽子を被るのは止めろと言ってるだろう」

『あら、どうして?』

「一般時常識の中で最低限の礼儀だ。」

『被らない時は私の好きにしていいって言ったのは誰だったかしら??』

「俺が被らない時は貸して欲しいと言ったのは紅葉だろ?だから好きにしろと言ったんだ」

『そうね。それならペローナにも言うべきじゃない?私だけなんて不公平だわ!』

「……そう言えば、あのゴースト娘は何処に行ったんだ?姿が見えないが…」

『私が作ってあげた“クマシー”を連れてお散歩に行くって出掛けたわ。そろそろ帰って来るんじゃないかしら?』

ふらりと居なくなったミホークが今日帰って来るかもしれないっと、直感だけどと付け加えて言えば
ペローナはものすごく嫌そうな顔をして「ゲェエッ!!」と声に出して城の窓から外へ飛び出して行った
その時はただの直感でしかなかったからミホークが本当に帰って来た時には私も驚いて『ふェっ!?』なんて声に出してしまった。

「……どうした?」

『ペローナが帰ってくる前に“お帰りなさい”しようかと思ったんだけど必要なかったかしら?』

「―――…必要ない。」

『あら、珍しい?』

「そんな言い方をする奴とはしない。と言ってるんだ」

『ふー…ん。―――それじゃー、今日は私からしてみようかな?』

「必要ないと言ったのが聞こえなかったのか?」

聞きたくなーい…

『って事で、してもいいかしら?』
「………好きにしろ。どうせ止めたところで俺の言う事を素直に聞くお前ではないだろ」
『それじゃー…ぁ、』
「ただいまー!…って、ぬぁ〜〜ぁああ!!てんめーぇ鷹の目、紅葉から離れやがれ!!!」
「どう見たらそういう事が言え
るんだ?」
「まったく!!これだから、男は信用できねーぇんだ!紅葉〜大丈夫だったか?変な事されなかったか??」
『お帰りなさいペローナ。ふふふ、平気よミホークは何もしてないわ』
「よかった〜ぁ!これからはあたしがまもってやるからな、安心しろよ紅葉!!」




…………)omake(…………
『―――何だか面倒な事になっちゃったね?』
「いつ何処から来たかしらんが、あの娘が来てからずっとそうだ。迷惑な事にな」
『ふふっ、でもペローナが居てくれて私は嬉しいわ?ミホークが居なくなっても1人じゃないもの!』
「寂しかったとでも言いたげだな?」
『さーぁ?それはどうかしら。でも、ペローナの事追い出したりしないでね!そんな事したら“寂しくて”泣くわよ??』
「―――……つくづく面倒な事になったな。」

 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ