いろいろ

□IZOU
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「こんな綺麗なお月さんが出てる日に入水とは随分と粋な事してんじゃないかい?」

『確かに綺麗な月夜だけど、その他の事は解らないわ』

「月があって、海があって、濡れた女が1人――絵になってるがちょいと勿体無い気もするなー?」

『イゾウにしては珍しく猥談?結局さっきから何が言いたい訳??』

「解らねーんなら教えてやるから此方へ戻ってきな?」

太股の半分くらいまで浸かってた海をざぶざぶ掻いて引き返し、膝が見えるくらいまで戻った所で足を止める
眠気を奪った鬱陶しい月明かりに照らされて煙管を銜えるイゾウは女のわたしより艶めかしいくらいに色っぽい
そんな釈然としない気持ちで立ち尽くしてれば「何してんだい?」と手招きされて

誘われるままにイゾウの手に自分の手を重ねてた―――……

「狐に摘まれた顔ってのはこんな顔なのかねー?それとも俺の顔に何か付いてんのか?」

『どっちでも無いわ。ただイゾウがやたらと色っぽいものだから見惚れてただけ』

「……褒め言葉として貰っとくが、色っぽいなんて言葉は男じゃなく女が似合う言葉だ」

『だったら丁度いいじゃない?どっちつかずのイゾウにはピッタリな言葉だと思うけど??』

「躾が必要みたいだねーこの口は。」

『もっと直接的に塞いでみたら?』

「いつになく積極的じゃねーか?どうゆう風の吹き回しだ?」

色にあてられて...

『別に―――敢えて言うなら、そうゆう気分だったからかしら?』
「口付けしてくれと言わないあたりが紅葉らしいな」
『褒め言葉だわ』




…………)atogaki(…………
Qでその他のコメントにあったイゾウを書いてみました!
書きなれないキャラにどう書いたらいいか無駄に悩んで書いては消してを繰り返した結果がこれです
ご満足して頂けると幸いです(不安から不自然な敬語←(笑))
 
 

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