LAW
□childish★
1ページ/1ページ
『……はーぁ、美味しかった!最後はフォークとナイフだね?次は何が出てくるのかなー』
「フルコースの最後はデザートに決まってるだろ」
『デザート、に…フォークとナイフ使うの?!どうやって?っていうか普通スプーンとかじゃないの??』
「そうとは限らない。どうやって使うかは来たデザートを見てから教えてやる」
『ふーん、ローってさ物知りだよね?今に始まったことじゃないけど!』
「亜流テーブルマナーは少しオペの感覚に似てる物があるからな?」
『そっか。今がメイン料理の最中とかじゃなくてよかったよ食事中に聞く話しじゃないしね』
水の入ったグラスをワインのそれみたいにクルーリと回して苦い顔で笑う―――それでも何処と無く楽しそうで
何もかも突然(に決めて強引)に誘ったが、それはそれでよかったのかもしれないと内心安心する。
『ところでさ、何で急に有名レストランでディナーなの?誕生日でもないしおかしくない??』
「昼に役所でこれを貰って来た。」
『何これ?!婚姻届??』
「俺の欄には必要事項を書き込んである保証人の欄も完璧だ」
『えっ、ちょっと待って!ロー結婚するの??誰と?!』
「二十歳を過ぎれば世間一般では大人だ。俺がガキの頃から何年待ったと思ってるんだ?」
『本当にちょっと待って!これの相手って、わたしっ……なの?!』
子供のころの話し
「忘れたのか?「大きくなったら俺のお嫁さんになる!」って言ってただろ?」
『…ッ……それって、いつの話し!?ってゆうか、ずっと本気にしてたの??』
「2年くらい前までは忘れてたけどな」
『はい?!ぁや、そこは…さ、嘘でもずっと覚えてたとか言うとこじゃないの!?』
「嘘でいいのか?」
『嫌だけど!!でも、そうゆう事じゃなくてさー!!』
…………)atogaki(…………
自分勝手じゃなく横暴なローさん!
相手の気持ちは考えるけど、自分の意思は突き通す!そんなローさんでした(笑)