LAW
□スイート・タイム??
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『おはよーう、ロー!!』
「………ぁあ。」
『今日の朝ご飯は何かな?お腹減っちゃった!』
「さーぁな、食堂に行けばっ解る事だ。それより今何時だ?」
『うーん…と、6時54分だね』
「早過ぎだ。昨日俺が何時に寝たのか解ってんのか?」
『確か、4時ちょっと過ぎだったね……もうすぐ夜明けだって言ってたから』
「3時間強しか経ってねーって事か」
――――通りで頭も身体も重い訳だと理解する一方で、何かは解らない疑問が鈍い思考回路を満たしていく
それが一体何なんか?必死に考える俺を他所に昨日、一昨日、一昨昨日っと朝飯が何だったか指折り思い出してる
呑気なもんだと眺めてる内に疑問はするりと解決して新たな疑問と呆れが生まれる。
「………お前、いつまで腹の上に跨ってる気だ?」
『うん?……ぁ、そうだねゴメン、ゴメン今どけるね!』
「それから、さっさと能力のコントロールを覚えろ」
『頑張ってるんだけど、難しいんだよねー。ローがゾーン系だったらヒントとかもらえたのに…』
「―――超人系と動物系とじゃ能力のコントロールの仕方に違いがあるからな」
『………んーっ、しょっと!!戻った――あたしもどうせなら超人系がよかったなーぁ』
「そうだな。俺もどうせなら人獣型じゃなく人間の姿のお前に跨がられた方が好みだ」
『それってば、変態発言だよロー!!』
「仕方ねーだろ。何せ場所が場所だ」
ベッドの中
「朝食の前にこのままお前を食うのも悪くない」
『ゎ、と…っと!!』
「―――…おい、一体何のマネだ?」
『この姿でもあたしを食べる??』
「………子狐の体を弄る趣味は無い。」
『狐じゃなくてフェネック!早く食堂行こうお腹ぺこぺこだよ!!』
「こんな時だけコントロール上手くなってんじゃねーよ!」
…………)atogaki(…………
フェネックって狐ですよね?だとすれば”イヌ科”の動物ってことで
ヒロインちゃんが食べたのはイヌイヌの実モデル・フェネックって事になるんですよね??