LAW

□舌先にKISS!!☆
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『あ、ローくん!今日自転車なんだ?』

「面倒くせーがそろそろ持って帰らねーと本当に面倒になるしな。後乗ってくか?家近いんだし乗せてってやるぞ」

『楽チンそうだけど今日わたし反対方向だからいいや』

「バイトでも始めたのか?」

『まさか!バイトは校則違反でしょ?駅前のコンビニに用があるの、また明日ね〜』

「未来は明日も学校に来る気なのか?土曜日で休みだってのに勤勉だな。」

『…あっ、そっか!そうだった明日は土曜日だったね?』

「間抜け。―――後ろ乗ってけ駅前のコンビにでいいんだろ?」

『乗せてってくれるの??』

どこか嬉しそうにしながらも本当にいいのか?と小首を傾げる未来に視線だけでさっさと乗れと示せば
ぱぁあっと顔を綻ばせて駆け寄って来て俺の肩に両手を乗せると自転車の胴部と後輪を繋ぐ金具に足を掛けて跨った未来が耳元で礼を言う
耳元で言うにはボリュームの大きい声に、どうせなら囁けと悪態を吐いてペダルに乗せてた足を踏み込む。

わざわざ家から遠い駅前のコンビニなんかにどんな用があるのかは知らないが予想よりずっと早く店から出て来た未来は
俺の隣まで来ると自転車には乗らずに『行こ!』っとだけ言ってとことこ歩いてく
その後を自転車から下りてゆっくりと付いて行けばそこは公園でベンチに座った未来は早く座れとでも言うように隣を示して手招きする

『何飲むかわかんなくて微糖コーヒーのホットにしたんだけどローくん飲める?』

「あぁ。運賃代わりか?贅沢を言うならブラックがよかったが貰っとく」

『あと、それからコレ!1人で食べるのも嫌だからローくんも一緒に食べよう?』

肉まん

「………わからんな。こんな物が食べたいならもっと近くのコンビニでもよかっただろ?」
『それが違うの!肉まんは駅前のコンビニが1番美味しいし、学校の近くのコンビにはあんまんが美味しいんだよ?』
「それ全部調べた上で今日は肉まんが食べたい気分だったから駅前のコンビニに来たという事か?」
『うん!ローくんは中華まんなら何が好き?』
「甘いのは好きじゃないな。」
『なら、肉まん以外だと――豚角煮まんとかカレーまんとか餃子まんなんていうのもあるよ?』
「角煮とカレーはいいとして餃子まんは美味いのか?!」
『変わり種もいろいろ書類豊富だからね!想像よりずっと美味しかったよ?興味あるなら今度一緒に行こっか?』




…………)omake(…………
『あっひゅい!!……ひたやけろしたはも…?』
「未来は猫舌だったのか?ちょっと見せてみろ」
『――ん、』
「ぁあ、少し赤くなってるがたいした物じゃない。舐めておけばすぐ治るような程度だ」
『じふんのしたなんへ、どうやっふぇなめるの??』
「確かに自分じゃ舐めれないが―――…こうすれば簡単だろ?」
『んっにゃ、…っ……いま、したなめにゃッ!!?』
「何言ってるのかさっぱり解らないな。にゃーにゃー言われても俺には人間の言葉しか解らない」


…………)atogaki(…………
好きな女の子が自分の前で無防備に舌を出してるのを見て、我慢できずにしてしまった!ローさんでした(笑)
順序も手順も何もかもすっ飛ばしてますがローならそれもありかと?
それにしても我が家のローはブレブレでなかなかキャラが定まりませんねー…(他人事)

 

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