LAW

□隻眼☆
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「―――……拾いたいのはこれだろ。一体何してるんだ?」

『ありがとうござい…ん、あっ、ロー!?』

「目の前にある物を拾えないなんてどんな遊びかと思えば、眼帯してたのか未来?」

『物貰いが出来ちゃって……それで、眼帯したのはいいんだけど遠近感が無くなっちゃって』

「麦粒腫か。遠近感が無くなるって事は未来の利き目は左目だって事だな」

『ばくゆう??―――ってゆうか、手と同じように目にも利き目なんてあるんだ?』

床に着けてた手を足の上に乗せて廊下に座り込んで首を傾げる未来の腕を掴んで引き起こし窓枠に腰掛けて凭れる
その俺を真似してか?同じように窓に背を着いた未来は眼帯の上から目を隠して右腕を伸ばしたり縮めたりしながら不思議そうに首を傾げる

「解ったか?」

『ちっとも解んない!目にも利き目があるとして、あたしの利き手は右なんだし目も右になるんじゃないの??』

「そうとも限らない。利き手、利き足、利き目ってのは違ってても不思議な事じゃない」

『ふーぅ…ん、そうなんだ?』

「未来、本当は何も理解しちゃいねーだろ?」

『えっ、ちゃんと解ったってば!!』

眼帯

『それよりも、ローがさっき言ってた”ばくゆう”何とかって何なの??』
「ばくゆうじゃなくて麦粒腫。物貰いの正式名みたいなもんだ」
『ふーぅん……』
「前に物貰いは潰すなって言ったはずなんだがな。――俺の気のせいだったか?」
『………にゃっ、ははっは!!』
「笑って誤魔化しても無駄だ。俺の言いつけを守らないからそういう事になるんだ」




…………)atogaki(…………
はい、またしてもやってしまったnoraです。
いつ・どこで・なにで知ったのかポカンと忘れて、詳しく調べる事も無く書きました!!
利き手、利き足、利き目がバラバラでも不自然では無いかどうかは定かではありません。

 

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