LAW

□単純なのはどっち??☆
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『はぅうっ、……これで6連続!可愛いけどペンギンばっかり10個もどうしろっていうの?!』

「目当てのシークレットは未だ当たらずか?」

『ねぇ、ローあたしくじ運無いのかな?いったい何本ミネラルウォーター買えば当たるのかな??』

「3箱買ってシークレットは2つしか入ってなかったからな。1本ずつ買ってたらなかなか当たらねーだろうな」

『う゛〜っ…そっかぁーって、何でそんな事がわかるの?!』

「実際に買ったからに決まってるだろ」

眉を八の字にしたまま小首を傾げて今度は不思議そうな顔して俺を見上げる未来にポケットから取り出したストラップを翳す
何が何だか解らない―――そんな表情をしたのは一瞬の事で次の瞬間にはパーァっと明るくなる
単純で解りやすい未来に頬が緩むのを感じながらタイミングを逃した「やる」の2文字を言おうと口を開きかけた途端

危うくバランスを崩しかける程の衝撃と共に未来が抱き付いてきて……

『お願いロー!1つだけでいいからそれあたしに頂戴!!』

「もともと未来にやるつもりで買ったんだ、欲しければ2つともお前にやる」

『ありがとう!でも1つでいいの!!』

オマケ

「……お揃いか?言っとくが俺は携帯にごちゃごちゃ何かをつける事はしないからな」
『わかってます!でも鍵にならいいでしょう?』
「…――それくらいなら、な」
『南極シリーズのシークレット、白熊でお揃いなんて簡単に真似できないよね?』
「そんな事がしたかったなら特注で作らせればいいだろう?」
『ダーメ!!そんなに高いの貰えないもん!』




…………)omake(…………
「なーぁ、ペンギン俺昨日キャプテンにミネラルウォーター1箱貰ったんだけど…」
「俺は2箱だ。未来の家にお前がいると思うととか何とかぼやいてたな」
「はぁあ?!――それって未来が必死こいて集めてるオマケの事だろ?」
「嫉妬と嫌がらせだろーな、お前はそのついでなんじゃないか?」
「俺は巻き添えかよ!!――ってか、キャプテンも未来の事になると単純だよな?オマケ狙うより買った方が効率いいだろ??」
「追求するだけむなしくなるから止めとけシャチ」

 

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