LAW

□好きな色☆
1ページ/1ページ


「呼び出して悪かったな」

『電話が掛かってこなかったらずっと気づかない所だったから』

「ぁあ、俺も似たようなもんだっただろうな」

シャチがフラレた女の腹癒せでアドレスを全滅させられてなかったら赤外線を飛ばしてやる事も無く下手をすれば最悪明日の朝まで気付かなかったかもしれない

『…でも、驚いた!!まさかこんな古い機種を使ってる人が他にも居るなんて思わなかったから』

「それなら俺も驚いた。黄色が好きなのか?」

『どうして??』

「リボンと時計が黄色だからそうおもっただけだ、違ったか?」

『そうかも?――気付いたら黄色い物ばかり手に取ってる気がするし…』

手の平に握った型も色も同じ(俺の)携帯を見詰めて少し俯きがちに小首を傾げる女の頭で風に揺れるリボンの端を摘まむ
突然の俺の行動にきょとんとした顔で見上げる女に「気を楽にしろ。結び直すだけだ」と言って型崩れもしてないリボンを一度解いて結び直す。

「……出来たぞ」

『ありがとう。わたし1年の未来、貴方は?』

「俺はトラファルガー・ロー。同じ1年だ」

start’ memory

『ねぇ、ロー?帰りに携帯ショップに寄らない?』
「壊れたのか?」
『寿命みたい。どうせだから買い換えようと思うんだけどローも一緒に換えない?』
「大分古いからな…いい色があれば、俺も換える」
『それなら大丈夫!!いい色の携帯を見付けてあるから!』




…………)atogaki(…………
出逢った日の事を思い出してる。そんなお話し……
解り難いですが最後は現在の二人の会話です。二人が付き合ってるのかは未来様のご想像にお任せします

 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ