LAW

□コーヒーの気持ち★
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『ローは、コーヒーだよね?』

「……飲んでみたいのか?」

『いらないわ。苦いのは苦手なの』

「未来の言う事はいつも解りづらいな。何が言いたいんだ?」

『イメージの話しよ。いつも飲んでるってゆうのもあるけど、それだけじゃなくて、ね?』

「面白い話しだな。――未来が飲んでるのはホットミルクだったな?そのカップを貸してみろ」

片手には読みかけの本、もう片方の手にはブラックコーヒーの入ったカップ。言葉だけでそう指示して差し出された
ホットミルクの入ったカップに自分のカップからコーヒーを注いで”カフェオレ”にした物を返せば
瞬きを数回繰り返してきょとん顔をしてた未来が徐に息を抜いて頬を緩めた……

『何がそんなに気に障ったの?』

「別にそうゆう訳じゃない。」

『嘘。何でもないならこんな事しないでしょう?―――ローの”スイッチ”だけは未だに解らないわ』

「何のスイッチだ?」

『”タブー”のスイッチよ。対外の事は我関せずなのに意外な所で怒ったりするんだもの、今のこれだって”コーヒー”に例えられたのが面白くなかったんでしょう?違う??』

「―――半分当たりで半分ハズレだな。」

『ハズレた半分が気になる所だけど、それは聞かな方がいいのかしら?』


俺がコーヒーなら、お前はミルクだろ?

『知らなかったわたしのイメージって”ミルク”なんだ?』
「あぁ、だからこのカフェオレみたいに…」
『一緒は”相性がいい”って事ね?』
「………(未来相手に遠回しの告白は無意味だな。)」




…………)ATOGAKI(…………
幼馴染なのかな??―――とにかく”友達以上恋人未満”的な関係です。

 

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