ＫＩＤ
□今日も平和です。
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『ねーぇ、いつまでこの島に居なきゃいけないの？早く次の島に行こうよ！！』
「この島のログが溜まるまでは１週間かかると言っただろう？」
『まだ後４日もこんな所に居なきゃならないのぉ？！』
「島にはいつ着くんだって散々騒いでやがったのに、今度はもう次の島かよ？」
『だってー、この島寒いんだもん！暖かい島がよかった!!春島とか夏は嫌だけど冬島ならいいかな？？』
「……暖かい島と真逆にある冬島が何で候補にあがるんだよ？訳わかんねぇ事言ってんじゃねーよ千鶴！」
「違いない。暑さと寒さの中間にあるのは春島と秋島だろう？」
『秋はイヤなの！紅葉は確かにキレイで素敵だけど肌寒いんだもん！！』
春は淡い色が楽しめるから好き、夏もいいけど暑すぎていくら薄着をしても暑いから苦手、冬はモコモコふわふわが可愛いから好き！
秋は全体的に暖かそうな色ではあるけど見た目と違って肌寒いし可愛いものもそんなに見当たらないから嫌い
「そんなに寒いならもっと着込んだらどうなんだ？」
『それだけは絶対イーヤ！！キッドがそのコート貸してくれるなら別だけど』
「ふざけんな。誰がお前なんかに貸すかよ！」
「今度同じコートを買ってやったらどうだキッド？」
「買ってやったってどーせ着やしねーぇよ千鶴は！買うだけ無駄だ！！」
『キッドが着てる、キッドの匂いのついたこのコートじゃなきゃ意味ないもん！』
「―――…そうか(結局は惚気を聞かされただけなんだな)。」
肌寒い！
『ひ…ィっやぁあ！！キッド冷たい、バカーぁ！』
「何で抱き付かれた俺がバカ呼ばわりされなきゃならねぇんだよ！？」
『だって、その左腕めちゃくちゃ冷たいんだもん！布でも何でもいいから巻き付けといてよ！！』
「そんなカッコ悪いマネができるか！バカかお前は！？」
…………)atogaki(…………
機械仕掛けの腕で極寒の冬島に行ったら凍傷になるのでしょうか？
ならないんだとすれば、どうしてならないのか？そんな非現実と現実の間にあるような疑問が気になって仕方がありません(笑)
でも、キッドが凍傷になったらそれはそれで嫌なんですけどね？