KID

□時給860円!!☆
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「……朝からずっとそんなもん見て、バイト探してんのかよ千鶴?」

『んー、そうなんだ・け・ど!!なかなかいいのが無くてさ〜ぁ…』

「だったら、俺が1ついい所知ってるぜ?何なら紹介してやろうか?」

『本当に?!どこどこ?なんて所?時給は幾ら?』

「時給は860円で、時間は特に決まってねぇよ。居たら居た分だけ給料として日払いでも貰える」

朝から読み広げてるアルバイト雑誌に飽きた頃を見計らった様に話し掛けて来たキッドの言葉に飛び付いたのは”勢い”ってやつで―――

ものの序でだと、率先して案内までしてくれたキッドを思わず二度見してしまうバイト先に
つい十数分前の教室で詳しい説明も聞かずに二つ返事をした自分をおもいきり打ん殴ってやりたくなった………。

『……此処って、さ?』

「俺の家。昼間はお袋が喫茶店やってて、夜は親父がバーやってるのは千鶴も知ってんだろ?」

『――…すっかり忘れてた。』

「仕事内容は主に店内清掃と洗い場な。ちなみに俺も此処でバイトしてるから、お前は”下っ端”だ!」

『やー…もう何か、時給にも仕事内容にも不満は無いけどさ?キッドの”後輩”とか扱き使われそうだよね??』

同い年の”先輩”

「心配すんなよ、酔っ払いの多い時間帯にはホールに出さねぇから」
『それって必然的にあたしは”洗い物係”ってことじゃん!?』
「何だ、酔っ払いに絡まれてぇならホールでテーブルの片付けしてくれたって構わねぇぜ?」
『イヤ!それだけは遠慮させて下さい!!』




…………)atogaki(…………
キッドの両親とか絶対カッコいいと思う!!特にお母さんが!
あくまで勝手なnoraの妄想ですがジ○゛リのエボシ様みたいな?(笑)

 

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