KID
□最高のレプリカ
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『……キッド――??』
「何だ?人を化け物を見るみたいな目で見るんじゃねぇよ!」
『え、っ…とぉ―――これって夢?!』
「夢かどうか今すぐ試してみるか?」
「落ち着けキッド。そんな事すれば後悔するのはお前だろう?千鶴もわざわざキッドを刺激するような事を言うな。」
『キッドがくれるなら死すら受け入れる覚悟はあるけどさ、指輪とか――思いもしなかったし”夢か妄想か”!?って思うでしょう普通!』
「そんな事”普通”は思わねぇよ!!」
「―――否、俺も驚いたくちだ。」
「ぁ゛あ゛?!何でだよ!?」
戦闘の戦利品の内(50%)から分け前としてなら、ネックレスもブレスレットもそれこそ指輪だって金貨やベリーと一緒に
何度か貰った事はあるけどたった今貰ったばかりのこれは……
どう見たってお店で買って来ました感満載で、やるなんて(ぶっきらぼうな渡し方とはいえ)突き渡されても困惑するのは致し方ない事だと思う。
ましてや薄いピンクの包装紙に真っ赤なリボンのラッピングなんて、一体どんな顔して頼んだというのか?!
突き付けられっぱなしの銃口なんて気にならない程そればかり気になるあたしは至って正常な思考だ(キラーだって賛同してくれてるしね)!!
「チッ……、とっとと開けろ。んで付けたら外す事は許さねぇ!」
『って事は中身は”身に付ける物”で、2度と外すなって独占欲の最たる者だね?』
「ぐだぐだ言ってると”最上級”の独占欲ってやつをくれてやるぞ!」
「独占欲だとは認めるんだな。」
『指輪だぁ!!……ってか、最上級の”独占欲”って何??』
「死だ。”自分の手で”殺せば永遠に他人に奪われないからな」
『うっわ〜……めちゃくちゃ歪んだ愛情だね?聞かなきゃよかったかも』
「と言いつつ、嬉しそうだな千鶴?」
『だから何度も言ってるじゃん?キッドがくれるなら『死さえも受け入れる』って、あれ本気だよ!』
「ちんたらしてんじゃねぇよ!貸せ、付けてやる」
『ぉお、ピッタリ〜』
「当たり前だろ。特注品なんだから」
『えっ、そんなに高い物なの!?金色してるし”ゴールド”とか??』
「んっな高い物じゃねぇよ。そいつは鍍金で本体はただの鉄屑だ。」
『鉄って事は、―――……』
キッド(の能力)に反応するじゃん!!
「その為に作らせたからな」
『ありがとうキッド!大事にするね!!』
「結局”死”に等しい独占欲の詰まった指輪って事だな。」
…………)ATOGAKI(…………
何が書きたかったのか疑問です。―――取り敢えずキッドさん独占欲強い気がします!!