MARCO

□プチミニ??★
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『マルコさん?――どうかしたんですか?さっきから全然食が進んでないみたいですけど??』

「ん…ぁあ。いや、何でもねェんだよい」

『もしかして美味しくないですか?それなら無理して食べなくてt』

「あー、違う違う!そうゆう事じゃ無いんだ。雛姫の作る飯はどれも美味いよい!!―――ただ……」

『ただ、何ですか?』

首を傾げて俺を見る雛姫と目の前の皿に乗っかっる憎ったらしい物とを交互に見て一瞬躊躇ったものの
意を決するようにため息を吐き切って雛姫と視線を合わせ、皿の上から摘み取ったミニトマトを翳して見せる

「その……よい、俺ぁこのミニトマトってェやつがどうにも苦手なんだよい」

いい年こいて好き嫌いするなんてみっともないったらねェが、このまま雛姫に今日の飯が不味かったと思われるくらいなら!
そう決心して打ち明けたが言ってしまった後になって決まりの悪さから視線が泳ぐ泳ぐ…
どうしたもんかと頭を捻る俺にくすくすと可笑しそうに笑う雛姫の声が聞こえて、視線を向けると俺の指先からミニトマトが消えるところだった

『それならそうと言ってくれたらよかったんですよ?そしたら今みたいにわたしが食べちゃいますから!』

「好き嫌いがあるなんてカッコいいもんじゃねェだろい?なかなか言い出せなかったんだよい」

『苦手な物や嫌いな物は無理して食べる必要ないって思うんです!!だからマルコさんも無理しないでください』

「……そりゃあ、俺を弁護してくれてんのかい?それとも自分を保護してんのかい?」

『ぁ…ハハッ!!バレちゃい、ましたか?でもミニトマトが嫌いって事は普通のトマトも』

嫌いなんですか?

「いや、普通のトマトは平気だよい!ミニトマトだけが苦手なんだ」
『そうなんですか?それなら今度からマルコさんには普通のトマトだけにしますね!』
「ぁあ…そうしてもらえると、助かるよい。」




…………)atogaki(…………
マルコでけに限らず、出された物は残さず食べそうなイメージしかないですが敢えて”好き嫌い”をテーマにするなら
一番意外性のあるマルコにしてみようじゃないか!とかなんとか…。

プチトマトとミニトマトの違いって何なんですかね?そもそも同じ物なのかすらも解かりませんが気になります

 

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