MARCO

□meikulavu★
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「こんな事いつもやってんのかよい?」

『ふぇ?!…何、やる事やっといて今更お説教するの?わたしは未成年じゃないから安心してよ』

「成人してるから問題無しとは言えねェだろい。やっちまった後からじゃ何も言えないってのは正論だけどねい…」

『それならわたしも同じ事聞いてもいい?”いつもこんな事してるの?”って??』

「してる訳無いだろい!――まぁ…、お前さんくらい若い頃にはいろいろとやんちゃしてたけどねい」

『だったら、例え真実がどうであれわたしにとやかく言うなんて事出来ないよね?』

正論突き付けられて二の句もあげられずに苦虫を噛み潰す俺とは対照的に楽しそうに笑う女をベッドにうつ伏せで項垂れたまま視線をやれば
くすりと笑う挑発的な瞳と目があって、吐き出したばかりの慾が沸々と涌いてくるのを下っ腹に感じる

どんなに高めに見積もっても二十代半ば。一回り以上も離れた年下の餓鬼相手に―――どかしてる

そう思う反面、壊してみたいなんて思っちまったんだから性質が悪いったらない。

『ぼーっとしちゃって何か考え事?まさか昨日の事後悔してるなんて言わないよね??』

「――そうだな、……煙草を吸うのを躊躇うくらいにはしたかもな?」

『……それって何の話し?』

「さてねい。そんな事より、俺が寝てる間に黙ってシャワー浴びに行ってたのかい?」

残り香

『うん。でもシャワールームはすぐそこだし、音でわかっただしょう?』
「解からなかったよい。それにしても朝から扇情的な格好じゃねェかい雛姫?」
『きゃ…ッ、まっマルコさん?!何か怒ってない??』
「年甲斐も無く朝ぱらから盛りたくなる様な格好だよい。バスタオルの下は裸かい?」
『そう、だけどっ、盛らないで下さい!!』




…………)atogaki(…………
一夜の過ち。王道といえば王道な題材も意外性のあるマルコさんで書くと何だか一味違うような?

 

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