ＭＡＲＣＯ
□I’ｌｌ miss you★
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信号が青になった事を後の車に教えられて発進させた車を右折してすぐに道路脇に止める
『……どうかしたの？何かぼーっとしてるみたいだけど疲れてる？』
「ちょっと考え事してたんだよい」
『運転中に考え事してたら危ないよ？やっぱり疲れてるんだよ、今日は早く帰って休んだ方がいいよ』
地下鉄かタクシーで帰るからと言って車を下りようとする雛姫の腕を掴んで引き止めれば少し驚いた顔で振り向く
瞬きをしてたら見逃してたかもしれない一瞬の些細な変化に口許が緩む
「考え事ってェのはな、雛姫の事なんだよい！」
『わたしの……こと？？』
「誘ったら喜んでくれるし、実際こうして会ったら笑顔だけど――…帰りはそれが無くなるだろい？」
『そうかな？あんまり意識した事ないから、自分じゃよくわからないけど』
「淋しそうってェか、悲しそうってか…そんな感じの顔してるよい」
淋しいのは…
『うー…ん、悲しいってよりは淋しい……かな？？』
「今此処で次の約束すれば淋しくなくなるかい？」
『さぁ、どうかな―――よくわかんない』
「そんなら帰す訳にはいかねェない。今日はこのまま俺の家に連行だよい！」
…………)atogaki(…………
楽しいデートの終わりは楽しかった分だけ淋しくなる気がします(思いっきりｎａｒａの主観ですが)。