MARCO

□Give me!!
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「……暇なら親父の所にでも行って酒の一つでも取り上げて来いよい」

『酷い男。それが彼女にする態度なの??』

「構ってやりたいのは山々だけどねい、仕事が山積みなんだ文句なら書類仕事を乱雑に扱った馬鹿共に言うんだない」

庶務机で頭を抱えながらペンを走らせてるマルコの背中にゆっくりと歩み寄って首に腕を絡める
普段はなかなか見る事の出来ない旋毛にそっと口付ければ何してんだと顔を上げるマルコのシワの寄った眉間にも口付けて
仰け反った喉を撫で上げて顎の無精髭に指先を滑らせて遊ぶ

「そんな事されても俺は猫じゃねェから鳴かねーよい」

『ふーぅん、つまらないの…じゃーね。お仕事頑張ってね?』

「何処行くんだい?自分の男が仕事に追われてるってのに随分と冷てェじゃねーかい?」

『お父さんの所よマルコが言ったんでしょ?』

「あぁ、そうだったねい……」

『―――それともマルコが構ってくれる?仕事放っぽり出してわたしを?』

引き止められて内心嬉しい気持ちを愛想笑の下に隠して腕を掴むマルコの手をほどく。我ながら狡賢い駆け引きだと思うけど仕方ない

愛が足りないんだから!

「ぐらっとくる誘い方しといて現実叩き付けるたぁ……いい性格してるよい」
『酷い女でしょう?見切りを付けるなら今のうちかもね?』
「冗談だろい。こんな魅力的ないい女手放したら後悔すんのが目に見えてるよい!」




…………)atogaki(…………
駆け引き上手なヒロインにしたかったのに……子供じみたヒロインになってしまった!!もっと精進します!!

 

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