MARCO

□きみ、フェチ★
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朝、目が覚めてから一番にする事―――――

隣で眠る雛姫が寝ているのを確かめて、そっと静かな動きで決して起こさない様に腕を伸ばしてベッド脇のチェストの上から携帯を掴み取る。
それからその時々の体勢にもよるが雛姫を抱き締める様に寝直して、いつの間にか離れてしまった手を握りなおして寝顔を見詰めるのがお決まり

『ん…っ、――おはよーマルコ』

「ぁあ、おはようよい。よく眠れたかよい?」

『うん。マルコの隣は安心して眠れるよ?ずーっとこうしていたいくらい』

―――時には寝たふりをして雛姫に起こしてもらうなんて事をしてもらう事もあるが、大抵は今日みたいに起きるのを待ってるのが殆どで
っと云うのも雛姫の寝顔や寝惚けた表情なんかが可愛くてそれに見惚れてたら”ふり”を忘れるんだが……。

「奇遇だねい、俺も同じ事思ってるよい!休みの前日しか一緒に寝れないのが惜しく思えて仕方ねェよい…」

『…ふふふっ、以心伝心みたいですね〜?』

「みたいじゃなくて”以心伝心”だよい!」

顔に掛かる前髪を後へ流して照れた笑を浮かべる雛姫の額にリップノイズを響かせる口付けをして
ふにゃりとした表情で俺を見上げる愛しい存在に感染させられた温もりで頬が緩むのを感じながら今度は口唇に口付ける。
啄む様に何度も何度も繰り返し口付けて、恥ずかしそうに雛姫がくすくす笑い出すのを合図にこつんと額を合わせて微笑み合う

『目覚まし鳴っちゃったね?』

「そうだねい、…もう少しだけこのまま寝てようよい?」

休日の朝限定の余韻をまだ感じていたいから

『うん!ねぇ、マルコぎゅ〜ぅってして?』
「お安い御用だよい!」
『今日はこのままベッドで過ごしちゃおっか??』
「朝から大胆だねい、誘ってんのかよい?」
『ちっ違うよ!!』
「くくっく、顔が真っ赤だよい?」




…………)atogaki(…………
ほのぼの甘いとある休日の朝の光景。どうでもいい話ですがnoraは早起きをして寝てるマルコを観察したい派です!!

 

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