MARCOU
□dis like...だけど、
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「……くくっく、―――何がそんなに『大ッ嫌い!!』なんだよい?」
『まっマルコ隊長!?聞いてたんですか?』
「人聞き悪いねい。呼びに来たら“聞こえてきた”んだよい!」
『わざわざ隊長が?何か急用ですか??』
「いいや。食堂に行ったらサッチの奴が雛姫を探してるってんで代わりにねい」
『隊長を使いに寄越すなんて、サッチのバカ!』
「馬鹿なのはどうぢようもねェが、あれでサッチも“隊長”のはずなんだがなぁ?」
『そうですね。でも関係ありません“他所”の隊の事まで興味ないですから!』
少し前まで青は大好きな色だった。海のマリンブルーも空のスカイブルーも見てるだけで幸せだったのに―――……今は見てるのもツラい
海も空も大好きなのに“何かが”ツラくて大っキライ!!
今も空に向かってそう叫んだところをうっかりマルコ隊長に聞かれて恥ずかしさで穴があったら入りたい…
「同じ“隊長”なのに何が違うってェんだろうねい?」
『自分の“隊長”かそうじゃないかの違いですかね』
「……ッ…、自分の“隊の”――を付けろい。まぎらわしーいったらねェからよい!」
『わざとです!!さてと、くだらない用事だったら許可するんでお願いしてもいいですか?』
「それは“代わりに一発殴ってくれ”ってお願いかい?サッチを殴るのに雛姫の許可が必要なのかよい?」
『親父さまに報告すれば簡単に許可が下りるはずはずですから、事後報告でも大丈夫だと思います』
貴方を隠す青が大っキライ!!
手の届かない存在にならないで。
「親父は猫っ可愛がりだからねい…。確信犯と無自覚はどっちが性質悪いんだろうねい?」
『それは、やっぱり悪気の無いぶん無自覚の方がタチ悪いんじゃないですか?』
「俺もそうだと思ってたんだが、雛姫見てたらだんだんそう思えなくなってきたよい」
『それはタチの悪さどうこうじゃなく“惚れた弱み”とか、なんじゃないですか??』
「認めたかぁねーェない。」
…………)atogaki(…………
意味ありげ〜ぇな空気をただよせてますが実はこの2人『付き合ってません!』って考えるといろいろな見方が出来て楽しいと思います
愛(家族のソレ)以上、恋人未満な関係だったらいいな〜ぁとかnoraは思います(*≧艸≦*)w