MARCOU

□れいにーday★
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「―――雛姫、やっぱり此処に居たのかい。」

『…あれ、マルコ……どうしたの?今日は1日家で仕事してるんじゃなかったの??』

「どうしたの?じゃねーェよい!返信が1通も返ってこねェと思って来てみりゃぁ案の定だ」

『嘘っ、メールくれてたの?!ゴメン!!気付かなかった……』

「イヤホンで音楽聞いてりゃ気付かねェだろうよい。熱心に何聞いてたんだい?」

『前にマルコがいいって言ってた曲ダウンロードしたから、それを』

耳からすっぽ抜いたイヤホンの片っ方を差し出されて『聞く?』と小首を傾げる雛姫にすっかり毒気を抜かれて
受け取ったイヤホンを耳に突っ込むと聞こえてきたのは今日の約束をしたあの日に街中で流れてた音楽―――ほと聞こえてきただけで誰が歌ってるかも解らない
何気無く呟いただけのどうでもいいような感想を覚えてただけじゃなく、わざわざ探してダウンロードまでしたのかとおもったら無性に抱き締めたくなった。

それが実際はキスしちまってたんだからビックリして目を見開いてる雛姫よりも俺自身が1番驚きだ

「―――…ほれ、帰るよい!」

『あ、待って!!それあたしの携帯!』

「雨降りだからピクニックは中止。そう言ったのに言う事を聞かなかった罰として携帯は没収だよい!」

『だって、せっかく……お弁当作ったから』

「そうだねい、だったら俺ん家でこの弁当食ってそのまま泊まってくってェのはどうだい?」

『ぇ、急に言われても……明日も仕事だし…それに着替えとかも』

「そうと決まれば、さっさと家に帰って昼飯にするよい!」

『ちょ、と…勝手に決めないでよ?!』

聞こえてますか

「なーぁんにも聞こえねーェよい!何か言ってたのかい?」
『マルコの横暴!!本当は聞こえてたくせに!』
「―――……雛姫と一緒に過ごしたいって言えば泊まってくれんのかよい?」
『……っ…、そんな聞き方…ズルいよ!!断れないじゃない。』




…………)atogaki(…………
公園にピクニックなんて(いい大人でも)楽しそうだな〜っと思って書き出したのですが
窓の外に降る雨を見てる内に何だか話しが横道に逸れてしまいました……Φ(・_・;)
書いてる時の気分や天候に影響されて左右されまくりの挙げ句、物語が予定と違う方向に向かう事が大いにあります!

 

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