MARCOU

□お泊り★
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『ではでは、お先にお風呂お借りしますね!』

「はいよい。俺の事は気にせずにゆっくり入って来い!」

『はい!…ぁ、そうだ!!マルコさんお風呂から上がったらどうします?』

「そうだねい、――…貰い物だが上等なワインがあるからそいつを開けようか?」

『えっと、そうゆう事では無く…ですね?』

「うん?」

『バスタオルを巻いて出て来る方がいいか、それとも下着は身に付けずに彼シャツ?で出てきた方がいいか…って事を聞いてるんです!!』

自分からとんでもない事を口にしといて徐々に俯いて頬を赤らめるという大技に一瞬思い浮かべたあられもない姿を振り払って

「――――きっちり服着て出て来い」

そう送り出すように言って『わかりました!』とバスルームに小走りで消えていく背中を見送ってしゃがみ込み床に向かってため息を吐き出す。
男と付き合うのは初めてじゃぁ無いらしいが深い関係になる前に終わるパターンが多かったとかで
趣味の読書から拾い集めた事柄を今みたいに繰り出してきてはいちいち理性を揺さぶる雛姫に呆れと恐れ、それから期待ばかりが募る

「……まったく、…恐れ入るよい!」

どうすればいい?
無垢な問いかけに疼く慾を押し殺す。


『ただいま上がりました〜!!』
「よいよい。先に冷たい物でも飲むかい゛?!」
『どうかしたんですかマルコさん??』
「雛姫その…格好はいったい、……なんだよい?」
『あ、これですか?これは暑かったので貸していただいたパジャマの上だけを着たんです!ちゃんと短パンとキャミソールは着てますよ?』
「捲って見せる必要はねーェから裾は下ろしとけよいっ!!」




…………)atogaki(…………
精神的に不憫なマルコを書くのは相変わらず楽しいのですが、なんだかマンネリ化しているような………;

 

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