MARCOU
□酒盛り
1ページ/1ページ
『男2人で酒盛りなんて絵面がむさっくるしいわね!』
「……余計なお世話だよい」
「雛姫ちゃんも一緒に飲んでくれりゃー花も咲くってもんだ!どうだ一緒に飲まねーか?」
『男子会のお邪魔はしないわよ!水貰いに来ただけだから』
「そんな気色悪い会に参加した覚えは無ェよい!」
「そーそう!ちょうど花が欲しかった所だし、その花がしっとり濡れた雛姫ちゃんだってんなら大歓迎だ!!」
『枕詞が気に入らないけど、それじゃーぁ遠慮無く?序でに聞きたい事もあるし』
ホットパンツにキャミソール姿で首にタオルを掛けた姿は一目で風呂上りだと解る。サッチの厭らしい表現はともかく
そんな姿で船内を彷徨くのは止めろともう何度も注意してんのにちっとも聞きやしねェ
若い連中には目の毒だって事をきっちりと理解した上で『その時は不能にしてやる!』と豪語してんだから性質が悪いったらない
「そんじゃまー掛け付け一杯!ぐいーっといっちゃって!!」
『ありがとう。オリーブに生ハムなんて豪勢な肴ね?』
「聞きたい事てなぁ何だい?」
『恋多き殿方に恋愛経験談をお聞きしたかったの。今までに何人とお付き合いしてきたの?』
「話すのはいいとして、それ数えてたらマニアックだと思うよ」
「……それを聞いてどうすんだよい?」
『別に?ちょっとした好奇心と飽くなき探究心よ』
「その飽くなき探究心とやらをもっと別な方に使って欲しいもんだねい。」
「そうそう、例えば雛姫ちゃん自身の恋愛とかさ?男前が目の前に2人も居るんだ乗らなきゃ勿体ねーってもんよ?」
「お前の場合乗せるより先に乗っちまうのがパターンだろい」
『猥談はいいから。じゃーぁ、もう1つ答えてくれない?逃がした獲物はデカかったって思った事ある?それって何回くらい??』
「だから、それ聞いてどうすんだよい?」
参考までに
『色男なら引く手あまただろうし経験も豊富なんでしょう?ケチケチしないで教えてよ!』
「敢えて言うなら付き合った人数と比例する!」
「節操無しの甲斐性無しだねい。」
『そうゆうマルコはどうなの?まさか童貞なんて事は無いでしょう??』
「阿呆吐かせ!そんな訳ねーェだろい!!」
「こう見えてもマルコは一途なのよ!だから最近はあっちの方もご、ぶ…ベバァ!!?」
「悪い手が滑ったよい。」
…………)atogaki(…………
何でもないとある1日。をテーマに書いていたら下世話な事に……でも、きっとこれもありかと(;¬3¬)〜♪