MARCOU
□後悔先に立たず?★
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《ぁ、もしもしマルコさん?》
「あぁ、雛姫かい?今何処に居るんだい?」
《何処って、切符買ってくるね!って言ったですよ?》
「………そうだったかい?」
《覚えてないんですか?あの時ちゃんと返事してたですよ??》
「悪いねい、聞いてなかったよい。今も券売機の前に居るのかよい?」
《もう買い終わって戻ってるとこですよ!もう少し待っててくださいね?》
帰宅ラッシュってやつで混み合ってる地下鉄の駅構内で気が付くと居なくなってた雛姫の手を握ってなかった事を後悔した手で
通話の途切れた携帯を握り締めてため息を吐き捨てる。―――小柄な雛姫は人混みを嫌う
初めて会った時もラッシュの混み合いを避けてたら結局終電を待つ事になったのだと苦笑いしていたのを思い出す
『……―――マルコさん、どうしたですか??』
「人混みは嫌いなんじゃなかったのかい?」
『嫌いですよ?行きたい方向に行けないし迷子になっちゃう時もあるですから!!』
「だったら何だってわざわざ自分から人混みん中へ入ってくよな事」
『マルコさんが一緒だからですよ。どんなに人混みの中でもマルコさんを見失う事は無いですから!』
ここにいるよ
「…っ……―――そうか、よい」
『どうしたですか?立ってるの疲れちゃったですか??』
「足腰つぅより、メンタル的にくる科白だよい。」
『???』
…………)atogaki(…………
どんな人混みでもマルコの奇抜さなら見失う事なんてないだろうなー…っと思います!!
当初の予定通りギャグをベースに全体的に甘く仕上げてみました☆!!^∀^
※ヒロインちゃんは敬語がちょっと苦手な娘です。管理人の打ち間違えではありません