MARCOU
□世界観崩壊直面!?
1ページ/1ページ
【事件ファイル】1・現場:マルコ自室にて
『―――マルコはさ、パイナップルなの?それともバナナ??』
「……どっちでもねーェよい。」
『全体的にパイナップルだけど、その髪型はバナナの皮乗せたみたいだよね?』
「人の話し聞いてねェない。」
『マルコ的にはパイナップルとバナナどっちがいい?』
「どっちも選びたくねェ選択肢だが、どうしてもってんなら雛姫の好きな方で構わねーェよい」
『えっ?!選べないよ!だって、どっちもマルコじゃん!!1つだけなんて選べない!』
「……それを聞かされて俺は何て言えばいいんだろうねい?」
『簡単だよ!マルコが大好きって言ってるんだから!!』
「そうかい。ありがとうよい!ついでと言っちゃ何だが、俺も雛姫が大好きだよい」
『んふふっ、ありがとーう!』
【事件ファイル】2・現場:船内廊下にて
『あっ、オネイ!!丁度いい時に会った!ピアス落としちゃって一緒に探してよ!!』
「その呼び方を改善する気はさらさら無いみたいだねー?」
『呼ばれたくないならそんな格好しなきゃいい!』
「俺の好みにとやかく口出しすんのかい?」
『しないよー。だから、あたしの好みにも口出ししないで!それから突っ立ってないで早く一緒に探してよ?』
「まったく、口の減らねーお嬢だよ。仕方ない一緒に探してやるからだんなピアスなのか教えな!」
『ありがとう、オネイ!色はナチュラルブルーで形はティアドロップのピアスなんだ!』
「ナチュラルブルーのティアドッロップねー……、マルコからのプレゼントか?」
『まーぁね!』
【事件ファイル】3・現場:食堂にて
『おっ、フランスパン発見!!』
「誰がフランスパンだ!そんな事言う子にはおやつ出してやんねーぞ!?」
『横暴なフランスパンめ、それはイジメだよ?!』
「あぁ、お前が俺をフランスパンって呼ぶのも立派なイジメだ!」
『いいじゃんフランスパン!美味しいよフランスパン!薄く切ってカリカリに焼いたフランスパンとか食べたい!』
「そんじゃー、今日の雛姫のおやつは俺様の特製フランスパンを食わせてやる!」
『……何か、セクハラされたみたいで急に食べる気無くなっちゃったからおやついらないや。バイバーイ』
朝からそんな事件が立て続けに起きていた事を「それでどうした?」と至極楽しげな笑みを浮かべる親父にはいい酒の肴でしかない
被害報告を訴えるのはフランスパンもとい、4番隊隊長兼コックのサッチただ1人……
親父の傍にはマルコも2人目の被害者であるイゾウも居るには居るがサッチとは大分心境が違う。
勿論、親父の足の上に座って楽しそうに両足をパタつかせてる少女もまた別な心境でその場に居るのは言うまでも無い
『とーさん、あたしさっき食堂でセクハラされたの!』
「グララララ!お前にそんな事する奴がマルコ以外に居やがったのか?」
「――………へーェ、そいつぁ初耳だねい。一体何処の馬鹿野郎だい?」
『おやつ強請ったら”俺様の特製フランスパンを食わせてやる”って!』
「それは、お前がフランスパンを食いたいって言ったからでしょーっ!!セクハラじゃない!!!」
「”受けた側がそうだと思えばそうなる”だったっけねい?―――だとすりゃ、雛姫がセクハラされたと思った時点でお前はセクハラ野郎だって事だよい」
「ぎゃーあぁぁあああ!!ちょっと待て、この場合のそれは違う!!俺はボンキュッボンでグラマーな女しか受け付けてねー!」
「おや?でもお前この前、据え膳食わぬは男の恥じ!来る者拒まずだって言ってなかったか?」
「そりゃー言ったが、俺はぺドフェリアじゃねーっっ!!!」
「――――上等だよい。そのよく滑る減らず口きけなくしてやらぁ!!」
「どぅわーああぁぁぁぁ!!!?能力は反則だろ!」
いじめっ子
『ねー、とーさんサッチが言ってた”ペドフェリア”って何の事なの??』
「グララララララ、そんな言葉はお前は知らなくていい言葉だ!」
「お粗末極まりねー言葉だしな。でも、どうしても知りたいんなら今夜マルコにでも聞いてみるんだな!」
…………)atogaki(…………
ノリで書き出した話しを……悪乗りし過ぎた結果キャラ崩壊!!
どうしようもないオチ。でも、書いてて楽しかったのでオッケーって事にします!