MARCOU

□チェンジstyle
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「サッチ、仕込み中悪いがコーヒー貰えるかい?」

「何だマルコ今日は雛姫ちゃんとデートじゃなかったのか?こんな所で油売ってていいのか?」

「いいもなにも、その雛姫自身が居ねェんじゃぁ仕方ないだろい」

「雛姫ちゃんが居ない?!何でだよデートだってーのに喧嘩でもしたのか!?」

「居ない相手とどうやって喧嘩出来るってェんだよい」

「そらそーだ。そんじゃーあれか、待ちきれなくて先に1人で島に下りちまったのか?」

「そんな事だったらまだましだったかもしれねェない……いいからコーヒーくれ。」

カウンター席に腰掛けて出せれた白いマグカップを手繰り寄せて湯気の上がる熱いコーヒーを啜る
丸椅子を引き摺って厨房側からカウンターに頬杖を突いて座ったサッチにポケットから取り出した紙切れを差し出す

「んぁ…?!何だこれ、チップじゃなさそうだな?」

「親父から渡された手紙だよい」

「へーぇ、親父から……これ読んでもいいのか?」

「あぁ、構わねェよい。親父から渡されたってだけで差出人はナース長のエマだからない」

「えーっと、何なに―――雛姫ちゃんを少しの間お借りしますね。」

久し振りなんですものデートらしく可愛らしいおめかしをした雛姫ちゃんとデートした方がマルコ隊長も嬉しいでしょう?
楽しみに待っててくださいね!―――エマ

「PS,女の支度を待ちきれずに迎えに来たら雛姫ちゃんはお返しいたしませんから!ナース一同……何この脅迫状?!」

「俺に聞くなよい。困ってんのは俺なんだ――そいつを親父から貰ったのが9時少し前、それから2時間以上も音沙汰なしだ」

「今頃、着せ替え人形にされちゃってんだろうな雛姫ちゃ……!!?」

「久し振りだからこそ、服装なんかよりも時間を有意義に使いたかったんだけどねい。」

「…――マルコ、お前その科白振り返った後も同じ事がいえるか?」

「ぁあ?一体何言ってんだ………」

悩殺攻撃!!

『ごめんなさい。そうですよね、服装にこだわるより……時間を大切にするべきだしたよね。』
「……ッ…、!?」
『わたし全然気が付かなくて、本当にごめんなさい―――ぁ、あの…マルコ隊長??』
「心配しなくて大丈夫だよ雛姫ちゃん!マルコの奴今ちょっと頭ん中ぶっ飛んでるだけだから!!」
『ぶっ飛んでる…んですか??』
「そーそう!雛姫ちゃんがあんまり可愛くなってるもんだから見惚れちゃってるわけよ!!なー、マルコ?」
「、煩ェよい!何どさくさに紛れて俺より先に褒めてんだてめェは!!」
「お前が何も言わないからだろ?!彼氏なら真っ先に褒め言葉の100や200言ってやれってんだ!」
『あの、それはちょっと…多過ぎじゃないかと思うんですけど?』




…………)atogaki(…………
雛姫様の出番少なっ!!…っとまー、それもそのはず今回のメインはデートではなく”女性の支度の長さ”!!
待ち惚けを食らう男サイドがメインですからデートはもっとも都合のいい適したイベントだった訳です☆!!(^ ^;)

ナースのお姉さま達に着せ替え人形にされた結果がどうだったのかは雛姫様のご想像にお任せします。

 

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