×××
□LIPS
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どうしてわかってくれないの?
こんなに×××を愛してるのに。
怯えた目で俺を見る×××
そんな×××をじりじりと壁に追い詰めていく。
「なんで。なんで男と話してたの?」
「違うの、違うのせふな!!あの人は・・」
ぱんっ。
乾いた音が部屋に響く
×××は頬を押さえて、目には涙を溜めてる。
「言い訳は聞かない。」
「いっ・・。ごめ、なさ・・」
×××の肩は震えていた。
どうして?どうして俺に怯えてるの?
俺はただ×××を愛してるだけなのに。
「×××は・・誰のモノだっけ?」
「せ、ふなの・・モノ、です」
「そうだよね?他の男と話す必要、ある?」
「無い、です」
「よくできました。」
そのまま×××の顎を持ち、唇を重ねた。
優しく何度も角度を変えながら。
こんなに優しくしているのに、
×××は俺の唇から逃れようとするから
唇を思いきり噛んだ。
口の中には鉄の味が広がる
唇を離すと、×××の唇は紅く血で染まっていた。
「・・綺麗だよ、×××」
×××の唇についた血を指でとり、ぺろっと舐めると
×××は涙を流しながら俺を見つめる。
「愛してる。」
この先もずっと、愛してあげる。