×××
□君の体温36℃
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正直、正直な話。
彼は私に感心がない。
だって、ルハンと仲良く話していてもチラッと見るだけで何も言わないし。
もう付き合って1年なのに、キスは愚かハグもまだだし。
じょんいな、私のこと本当に好きなのかな?
「じょんいな、寒いなぁ」
「そうだね。」
「くっついちゃお!」
ぎゅっ。
じょんいなの腕にくっつくけど、何の反応もなし。
「あ!あのカップルハグしてる!」
「ほんとだ。」
じょんいな?
起きてる…よね?
なんでそんなに無反応なのよぉぉぉぉ。
普通はさ、ハグしてくれたりするじゃんよ。
「ぅぅ…。」
「どうしたの、×××」
「じょんいなの、ぱぼ」
ぽかーん。
じょんいなは動かない。
なんだコイツ。
もう知らない
私は雪がちらつく街中を宛もなくただひたすらに走っていった。
じょんいな、寂しいよ―
その手で抱き締めてよ。
じょんいなのぱぼ。
鈍感、まぬけ!もう知らない
2つの感情がごちゃまぜのままただ走った。