*Mini Novel*
□ていく ゆー きす。
1ページ/4ページ
僕は、常々思う。
「……………、」
何故、僕だけが翻弄されなくてはならないんだ、と。
「……石田?」
何故、黒崎は常に余裕綽々なんだ、と。
「……黒崎、」
やはり、納得がいかない。
それでは僕が黒崎に負けている様に思えて仕方がない。
「何だよ?」
だから、僕は考えた。
黒崎を翻弄する方法を思い付いたんだ。
「…き、………き、…」
「き?」
いつも黒崎が僕を翻弄している事を、黒崎に仕返してやればいいのだ、と。
「……今日の夕飯は、肉じゃがだ…」
「?そうかよ」
ていく ゆー きす。