─接触2

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「何してんだよ」
「発情しちゃった」

語尾にハートをつけてぺろりと舐める。

「万年発情期だろ」
「俺を惑わす朔馬が悪いんだよ」

耳にキスをすると頬にもした。
首輪を撫でてそこにもキスをする。

まるで忠誠を表すように。

「家来ない?」

断る理由はない。
けど・・・

すぐ横の教室の時計を見た。

まだ学校を出るわけにはいかない。

「・・・朔馬?」

なかなか返事を出さない俺に不安そうな表情を見せる。

俺は意を決して空き教室のドアを開けて潤を引っ張り込んだ。

後ろ手でドアを閉める。
この教室はドア窓がついておらず、開けなくては中の様子は分からない。

内鍵をしめると状況を理解したのか潤は口許を緩めて早速ネクタイに手をかけた。

「玄関閉まるの何時だっけ」
「7時」
「じゃぁまだたっぷり時間あるね」

シャツをはだけさせていきなり胸の突起に舌を這わせた。

まだ柔らかいそれを舌でふにふにと潰して反応を見る。
しばらく弄られて硬くなると歯を立てた。

「・・・っ」

息を詰まらせると潤は満足そうに微笑んだ。

「開発されちゃったね」

不意に股間を掴まれてびくついた。
手を滑らせてズボンのチャックを下ろす。

「もうこんなだよ」

布越しに指先だけで頭をもたげたモノを撫でる。
先端でくるくると輪を描いた。

「ぅん・・・!」
「学校でヤるのは好きじゃないからこれだけで我慢しとくね」
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