→素直

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顔の角度を変えながら舌を絡ませてくる。

もうすぐ夏は終わりだと言うのにまだ暑い。
玄関に熱気が籠もる。

「ん、ん、ぅ」

拒みたい所だがルールでキスを許している。
今更駄目と言ってもすぐに反論されるだろう。

それに、酔ったような感覚が気持ちいい。

拓は舌を吸いながら俺の手を掴んだまま胸を這わせている。

時折尖った部分が指に擦れて拓は声を上げる。

体が傾いて覆い被さられた。

俺が無駄口を叩かないようにしているのかなかなか口を離してくれない。

ベルトを緩ませると下着に手を突っ込んで弄ってきた。

「アッ、た、拓―っ!」

隙間から喘ぐ。

撫でられたかと思えば強く掴まれて上下に手を動かし始めた。

「ん、っんぁ、は」

エッチはしてない・・・してないけど!

やっと口を離されて新鮮な空気をいっぱいに吸った。

熱い視線を投げられる。

「圭ちゃん・・・気持ちいい?」

息を短く吐くことしか出来ずにぼうっと拓を見上げた。

すると拓はズボンのチャックを開けて自分のモノを取り出した。

「ゃ、やだ・・・」
「うん・・・しないよ」

それを下着から出した俺のモノに擦り付ける。

生の感触が腰に熱を集めた。

「・・・ッ!」

勃ち上がって敏感になっているそれにはあまりにも強い刺激であった。

ぬるぬると擦られてびくりと腰が跳ねる。
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