任天堂系短編小説

□ゴジラ 〜キノコ王国に上陸〜・第4話
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ワリオ(+クドゥ)はマリオ達と合流するちょっと前、クドゥの瞬間移動でダイヤモンドシティにいた。

幸いにも、ゴジラの被害はそれほど酷くはなかった。

強いて言えば、ゴジラの起こした地震のせいで山崩れとか、あちこちの家で火事が起こっているくらいである。

一大事のようにも聞こえるが、ゴジラの被害を考えてみると大した事でもない。

人々が消化やら救出やらで混雑している中、ある少女が年下の少女と被害の少ない所へと移動していた。







「モナ!!」










ワリオに、その少女…モナは呼び止められた。




「!!!おじ様ぁ…」


モナは途端に泣き出した。

隣に、アシュリーがいたが、構いはしなかった。

モナにとって頼れる人物、助けを求めたかった人物こそ、ワリオだったからだ。



思うや否や、モナはワリオに抱きついた。

「おじ様…その傷、は…?…」

「…大丈夫だ…大丈夫だから、心配すんな…」


「……ワリオ…、ワルイージは?」

アシュリーが訪ねた。

ワリオは他の者たちが地の中へ落下していった所までしか覚えていない。

何とも言えなかったが、

「アシュリーよ…、ワルイージを信じてねぇのか?アイツも大丈夫だ。信じて待ってろ」








大丈夫…



そう言える根拠は無かった。

だがワリオもワルイージを信じていた。

だから言えた。







クドゥはというと、町を見渡していた。

さほど時間もかからない内に、1つの町をこれほどまで破壊するとは…
しかもこれくらいの被害はまだまだ序の口程度だと…?




「まさに我らZOKUMINの神だな…」


クドゥのその呟きがワリオの耳に入っていた。





…二度と起き上がれないくらいに殴ってやりたい…



ワリオは歯を食いしばった。
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