任天堂系短編小説
□宝石2人
1ページ/3ページ
宝を見つけるべく、そこら中にある国々を回っている男達2人組がいた。
無論、ワリオ&ワルイージである。
ある日、いつものように地図を広げているワリオがワルイージに聞く。
「…ワルイージ…、…この国はまだ行ってねぇよな?」
「どれどれ…?…レーズン帝国??」
「いや、ライズン帝国」
「………。うん…、まだ行ってねぇな。けど兄貴、この国にちゃんと宝あんのか?無かったら意味無ぇぞ?」
「俺の勘は鋭ぇ」
「無いんじゃね?」
「……と・に・か・く!いざ!!ライズン帝国!!!行くぞ!ワルイージ!」
と、言うわけでライズン帝国に着いた2人。
「なあ兄貴…」
「何だ?」
「今気付いたんだけどよ、帝国ってことは王様いるだろ?ってこたぁ、何かヤベェことしたら…即、その王様にころs「言うなあぁぁ!!!」んぉっ!?」
「分かってるよ、ンなこと…。けど、それを恐れねぇのもトレジャーハンターだろ?」
「…そんなの聞いたこと無いんだけど…。それに俺今回は兄貴に無理矢理連れて来られt「チェストオォォ―――!!!!!(エルボー)」グハアァッ!!?」
「黙れ。テメェは黙って俺について来いワルイージ」「…………」
と、ここまではいつも通りの2人(どこが?!)だが、ここからワリオは真剣な表情になる。
トレジャーハンター(自称)ということもあって、帝国の危険度も把握しているのだ。
「ワルイージよ、実はこの帝国…金が採れるだけじゃねぇんだ。『呪われの地』って言われる土地に財宝があるって噂があんだよ…「帰ろう!」…っておい!逃げんな逃げんな!!」
ワリオは颯爽と逃げようとするワルイージを必死に止める。
「兄貴正気か?!『呪われの地』って言や、1度入ったら2度と出て来れねぇって噂もあるじゃねぇか!!…まさかこの国にあったとは…。お、俺ぁ行かねぇぞ!!!」
「…ったく、わーったよ。んじゃ俺様一人で行って来る。ま、戻って来なかったら1人で帰りな」
ワリオは『呪われの地』に向かって歩き出す。
ワルイージは、ワリオが戻って来なかったらと想像すると、顔を真っ青にし慌ててついて行く。